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▼ 知能指数 の解説を表示▼
'''知能指数'''(ちのうしすう、'''I'''ntelligence '''Q'''uotient, '''IQ''')とは、[[知能検査]]の結果の表示法のうちの代表的な方法であるんや。知能指数以外の表示法である知能偏差値、精神(知能)年齢、知能段階点、パーセンタイルについても本記事で述べる。
==おーまかなトコ==
IQとは、[[知能検査]]の結果を表す数値であるんや。「生活年齢と精神(知能)年齢の比」を基準とした「従来のIQ」と、「同年齢集団内での位置」を基準とした「DIQ」の2種類があるが、従来のIQはあんまり使われなくなりつつあるんや。また、検査によってはより細かい「言語性IQ」と「動作性IQ」も決定する。いずれも、平均値は100、標準偏差は15または16であるんや。
IQは、高いほど[[知能]]が高いことを、低いほど知能が低いことをあらわす。従来のIQは「精神年齢 ÷ 生活年齢 × 100」の式で算出される。IQは100に近いほど出現率(人数)が多い。主流の検査での最高値は160程度で、最低値は40程度やけど、検査によってもちゃう。50–70は軽度[[知的障害]]、35–50は中度知的障害、20–35は重度知的障害とされるが、40未満を測れへん検査も多い。精神年齢とは、知能年齢ともええ、年齢尺度の知能検査で測られはる「大体何歳程度の知能か」を示すもんであるんや。せやけど精神年齢は、成人後はあんまり有用な能書きではおまへん。IQは年齢を基準とした数値やから、年齢がちゃう人同士の知能を直接IQで比較するっちうことはできへん(たとうたら、IQ200の5歳児とIQ100の10歳児の知能は同じであるんや)。同じ人そやけど、別の知能検査で測れば異なるIQが検出され、同じ知能検査でも2回目以降はIQが高なる。また、体調によっても結果は変わる。Web上でIQを測定できるサイトもあるが、不正確であるんや。知能は両親からもある程度[[遺伝]]するが、生活環境によってもある程度変動する。幼いころのIQはある程度成長したかて持続し、30以上変動する例は1割に満たへん。
知能検査があらへん時代の有名人のIQやらなんやらちうもんがあるが、後世の推測であるんや。[[コンドリーザ・ライス]]のIQが200であるやらなんやらちう噂も出回っておるが、IQ185や200ちう数値が現行の[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の知能検査で算出されることはへん。
IQは万能やのうて、この検査の対象が知能のずぅぇえええぇぇええんぶを含むわけではおまへん。IQ以外にも、50を中心とした知能偏差値や、5段階または7段階に区分した知能段階点やらなんやらの表示法もあるんや。IQは、知的障害者の[[療育手帳]]取得、[[就学時健康診断]]、[[学力]]と比較しての学習指導やらなんやらに利用されておる。
==種類==
一般的に知能指数・IQと呼び習わすもんには、生活年齢と精神年齢の比を基準とした「従来の知能指数 (IQ) 」と、同年齢集団内での位置を基準とした[[標準得点]]としての「'''偏差知能指数'''(Deviation IQ, '''DIQ''', 偏差IQ、偏差値知能指数)」の2種類があるんや。すなわち、狭義のIQはDIQを含まんと従来のIQのみを意味するが、広義のIQはDIQも含むちう事であるんや。本記事では、DIQも含んで広義のIQを意味する場合は単に「IQ」と表記するが、DIQを含まず狭義のIQを意味する場合は「従来のIQ」と表記する。
[[デイヴィッド・ウェクスラー|ウェクスラー]]式の全年齢、田中ビネーVの14歳以上の領域やらなんやら、やまとの新しい知能検査は、大部分が結果表示にDIQを採用しておるもんの、田中ビネーVの13歳以下の領域や、田中ビネー1987年版(第4版)の全年齢やらなんやら、従来のIQを主体としておる場合もあるんや。
[[デイヴィッド・ウェクスラー|ウェクスラー]]式では、「'''全検査IQ''' (full scale IQ, '''FIQ''') 」「'''言語性IQ''' (verbal IQ, '''VIQ''') 」と「'''動作性IQ''' (performance IQ, '''PIQ''') 」に分かれて算出され、いずれもDIQであるんや。なおFIQの数値はPIQとVIQの中間に位置するとは限らへんし、例うたらVIQは87でPIQは86やけどFIQは85である場合やらなんやら、PIQとVIQのどちらよりも低い場合や高い場合があるんや。WISC-IIIや[[ウェクスラー成人知能検査|WAIS-III]]では、さらに'''群指数'''ちう「言語理解 (VC) 」、「知覚統合 (PO) 」、「[[ワーキングメモリ|作動記憶 (WM) ]](WISC-IIIでは用心記憶 (FD) )」、「処理速度 (PS) 」の4種類の領域別の数値も算出され、こらIQと同じく中心値が100で[[標準偏差]]15の指数の形を取る。
田中ビネーVでは、14歳以上対象の場合に、総合DIQの下に「結晶性」・「流動性」・「[[記憶]]」・「論理推理」4種類の領域別IQを算出するっちうことが可能であるんや。
VIQとPIQの差、せやへんかったら4つの群指数間の差を「'''ディスクレパンシー'''」とええ、あんまりにも大きい場合(15程度)は[[発達障害]]を疑ったり、特別な支援を検討する。
==算出法==
DIQを含まへん場合、従来のIQを算出する方法の検査では、
:精神年齢 ÷ 生活年齢 × 100
で算出される。[[成人]](何歳からかは検査によってちゃう)の場合は生活年齢を18歳程度に固定して計算する(知能年齢、生活年齢については後述)。
DIQを算出する方法の検査では、
:(個人の得点 − 同じ年齢集団の平均) ÷([15分の1または16分の1] × 同じ年齢集団の[[標準偏差]]) + 100
で算出される。ビネー式の場合は16分の1、ウェクスラー式の場合は15分の1を使用する。
==分布==
[[画像:IQ curve.svg|right|thumb|250px|知能指数分布(正規分布)]]
IQの平均値は100なんやし、85–115の間に約68%の人が収まり、70–130の間に約95%の人が収まる。
右翼図のように、IQは100を中心として山型(ベルカーブ)に分布する([[正規分布]])。せやけど、従来のIQを使用する場合は、じぇったいしも綺麗な分布ではおまへん。[[標準偏差]]2つ分 (2SD) 以上平均値から乖離しておる場合は異常値とされる。[[田中ビネー]]式の標準偏差は16であるため、68以下と132以上が異常値とされる。ウェクスラー式の標準偏差は15であるため、70以下と130以上が異常値とされる。
「[[標準得点]]」参照。
===最高値と最低値===
従来のIQを使用する場合は、年齢の低い児童の場合はIQが200を超えるような場合もあるが、従来のIQは相対的な発達の度合いを示す数値なんやし、検査問題も難しさは有限であるため、年齢を重ねるごとに一定値以上の数値が出る確率は徐々に減っていく(一定値以下の数値が出る確率は減らへん)。成人後は各知能検査によっても異なるが、160程度が上限である場合が多い。
DIQを使用する場合は、分布が厳密であるため、低年齢でも高年齢そやけど、160程度が上限で、40程度が下限である場合が多い。
WISC-IIIのFIQ、PIQは上限が160、下限が40であるが、それを超える得点も取りえるため、その場合は「161以上」、「40未満」と表示する。VIQは上限が157、下限が43であるんや。4つの群指数は上限が150、下限が50であるが、それを超える得点も取りえるため、その場合は「151以上」、「50未満」と表示する。
新田中B式知能検査の中高成人用では、上限はISS80、IQ145なんやし、下限はISS20、IQ55であるんや。
===実際に記録された高いIQ===
[[ギネス・ワールド・レコーズ|ギネスブック]]にも認定されておる世界で最も高いIQの持ち主はアメリカの[[マリリン・ボス・サバント]]であるんや。彼女のIQは228とギネスブックに登録されておる。せやけど、10歳時にスタンフォードビネーテストの古くさい版で精神年齢23歳と測定されたもんなんやし、一般にこの種の比例IQは早期教育を施したボウズでは極端に高い数値が出ることは珍しくなく、真の意味で知的に優秀であるとは限らへん。
==精神年齢・生活年齢==
被験者の知的な能力が、何歳の人の平均と同じかをあらわしたもんを「'''精神年齢''' ('''M'''ental '''A'''ge, '''MA''')」と呼ぶ。心理学用語としての定義からもわかるとおり、性格がなんぼボウズっぽうても、知的能力が高い人は精神年齢は高いとされる。従って俗語的に用いられはると誤解を招くので知能年齢ちう言い方をされることもあるんや。[[発達検査]]やらなんやらの場合は「'''発達年齢'''」と呼ぶ場合も多い。[[対義語]]は「'''生活年齢''' ('''C'''alendar '''A'''ge, '''CA''')」なんやし、「暦年齢」・「実年齢」やらなんやらとも呼ばれる。「肉体年齢」ともいうが、こら実年齢に対する肉体の成熟度合いの意味にも取れるさかい、使用せんのが望ましおまんねん。例うたら精神年齢が11歳3か月で実年齢が11歳9か月である場合は「MA 11:3, CA 11:9」と表記する。成人後は知能の伸びが緩やかになり、老年になると下降していくため、精神年齢の能書きは、成人後はあんまり有用ではおまへんとされるが、児童の発達を見るんには感覚的に受け入れやすい。
なお、精神年齢は12、13歳を過ぎるとそのまんまの定義では不自然なIQが算出されるさかい、一定の方法で修正される。
旧版のスタンフォードビネーテストでは、平均的な人間の知的能力は16歳まで年齢とともにゆるやかに伸び、生活年齢が16歳になりよったとき精神年齢は15歳になりよったもんと見なされ、以後その能力にとどまるとされる。たとうたら'''23歳の平均的成人の知的能力はあくまで精神年齢15歳である'''。1987年版の田中ビネーでは平均的な23歳の知能は精神年齢17歳9ヶ月とされる。これらの例からもわかるとおり、年齢尺度を用いた知能検査であっても、12歳以降はもはや本来の意味での精神年齢の定義やのうて、もっぱら自然なIQを算出するために定めた架空の数値とゆうても過言ではおまへん。このことも、比例IQが使用されなくなりよった要因の一つとなっておる。
==異年齢との比較==
「従来のIQ」の数値は、あくまで知能の[[発達]]の早さを意味するもんなんやし、異年齢の他人との数値の単純な比較によって直ちに[[天才]]的であるとか成人より高知能であるとかを断定するっちうことはできへん。例うたら、5歳の児童が、10歳の平均的な児童と同じ知能を示したら、IQは200になる。ほんで、IQ100の11歳児とIQ200の5歳児を比べれば、平均的な児童であるIQ100の11歳児の方が、IQが突出して高いIQ200の5歳児よりも知能は高いことになる。この例からも分かるように、IQの数値は、知能の高さのぜぇぇぇったい値ではおまへんのであるんや。
また、5歳でIQ100の人が7歳になりよったらIQ90やった場合、一見すると数値が低くなりよったさかい知能が退化したかに見えてまう。せやけどながら、5歳時のMAは5歳0ヶ月なんやし、7歳時のMAは約6歳3ヶ月であるんや。このため実際には知能水準は伸びておる。こういったことから、IQよりMAを使用した方が発達度合いが感覚的に分かりやすい場合もあるんや。
==同一人物内のIQの変身==
同一人物を複数種類の知能検査で測定したら、ちゃう数値が出ることはありうる。例うたら、WISC-III開発時に田中ビネー(原典に版の表記なし。多分第4版。)とWISC-IIIを38人(やや少人数)に対して実施したトコ、WISC-IIIの平均FIQが100.1であるんに対し、田中ビネーの平均IQは111.7やったちうわけや。WISC-Rと田中ビネーの比較でも同じ様な結果は出ており、一般的に「田中ビネーの結果はWISCの結果より10ほど高いと考えた方がええ」と言われておる。なおK-ABCとの比較、ITPAとの比較も、どちらも28人を対象として実施されたが、この2つについては大きな乖離はへんかった[やまと版WISC-III刊行委員会編 『やまと版WISC-III知能検査法』 やまと文化科学社(書店入手不可)。]。
なお、田中ビネーV開発時にもWISC-IIIとの比較は行われており、平均5歳11ヶ月の97人に対して実施された結果、田中ビネーVの平均IQ129.9、平均DIQ111.7に対し、WISC-IIIの平均FIQは115.6やったちうわけや。DIQ基準でいうたら拮抗せやへんかったら田中ビネーVがやや低めといえるが、IQ基準では14程度田中ビネーVが高い[田中教育研究所 『田中ビネー知能検査V』 田研出版、2003年。ISBN 4924339946 - 田中ビネー第5版のマニュアル。3分冊になっておる。]。
せやけど、後述の通りIQは検査の開発時期によって変身するため、これらの得点の相違は、検査の性質の差によるもんか、検査の開発時期が異なることによる差か、確かいなことは言えへん。
同一シリーズの知能検査でも版がちゃう物で測定したら、ちゃう数値が出ることはありうる。例うたら、WISC-III(WISCの第3版)開発時にWISC-R(WISCの第2版)と比較したトコ、WISC-Rの平均FIQは108.9であるんに対し、WISC-IIIの平均FIQは103.3やった(やまと版相関係数0.84)。なお[[フリン]]の研究によれば、まるっきし同じ知能検査を使用して比較したかて、IQは10年で3ポイント程度上昇していく傾向であるんや。この傾向は、レーヴンのマトリシスのような文化的な影響度を最小限にした典型的な非言語性テストそやけど、いっそう著しく見られはるのなんやし、その原因は不明であるんや。田中ビネー第4版と第5版の間の比較調査は今のトコ見当たらへんため、ウチは改訂により高く出やすくなりよったんか低く出やすくなりよったんかは不明である。
同一人物を同じ知能検査で複数回測定したら、2回目以降は数値が高くなりがちであるんや。例うたら、WISC-IIIを同一対象に14–180日(平均76日)の間隔を置いて再検査したトコ、一回目の平均FIQは101.1であるんに対し、2回目の平均FIQは109.4やったちうわけや。なおVIQは上昇幅が少へんかった。
==正確性==
[[異国人]]やらなんやらの非[[ネイティブ]]者、[[言語障害]]者、非[[識字]]者やらなんやらの場合は、言語面に重点を置いた検査で著しく低い数値がでる場合が多い。そやから、そういった被験者を対象とする場合は、非言語式(ノンバーバル式、B式)の知能検査を用いなければやったらへん。逆に、上肢(手指やらなんやら)に障害がある場合は、B式検査では著しく低い数値が出る場合もあるんや。一部で、欧米系[[コーカソイド|白人]]のIQが高く(特にユダヤ系では高い)、[[ネグロイド|黒人]]やらなんやらのIQが低く算出されておる統計を見受けることもあるが、前述[[フリン]]の研究では、同じ白人であっても50年前のそら現在に比べ、非言語性テストで平均IQが15も低く算出されるちうことがあり、性急な結論は出せへん。幼少時からの家庭等の周囲の環境次第で数値が変動し、世界的に、どの人種であっても時代とともに平均数値が著しく向上する傾向があるんや。
1920年代に[[コックス]]ちう学者が、歴史上の数百人の人物のIQを推定して算出した書籍を出版したが、それらの人物の時代には知能検査はなく、親の職業や幼少時やらなんやらのエピソードで判断しておる場合が多かったちうわけや。この書籍で発表されたIQはインターネット上の各所に掲載されておるが、信頼性・妥当性ともに高いとはいえへん。実際にケンブリジ大学の教授陣のIQをウェクスラーテストで測定した結果と比較すると、コックスの推定は全般的に高すぎるし、分散も大きすぎる。あくまでも参考程度に見なあかんであるんや。テレビ番組(テスト・ザ・ネイション)やインターネットのタダサイトで測定するIQは、みながそうであるとはいえへんが、あんまり正確やのうて、適当ではおまへん。そらバラエティー性(解くのが楽しいか)を重視したもんがようけ、有料の知能検査ほどには正確さ、適当さはへんといわれる。例うたら、IQの算出には生活年齢がほぼ必須であるが、ネット上の知能検査のうち、年齢の入力欄があるもんは今のトコ一部のみなんやし、また制限時間が厳密に設定されておる検査も少へん。また、元来の目的からぬかすたら、IQはその高さを競うためのもんや無いゆうことも考慮すべきであるんや。
特に年少児や[[発達障害]]児の場合は、知能検査時の体調や感情的状態によちう、IQがかいなりの程度上下すると言われておる。ねちっこくは心理検査#信頼関係を参照。
==影響する要因==
知能がどの程度親から子に[[遺伝]]するか、どの程度生活環境によって変動するか、低年齢時のIQがどの程度後まで連続するかには諸説があるんや。また知能の遺伝性に関する議論は常に社会的、政治的な論争を引き起こす。たとうたら「知能は生得的なもんなんやし、努力をしたかてあんまり変わらへん」ちう説は、後天的な努力を否定する「好まへん[[遺伝子決定論]]」として批判されることがあるんや。一方、「教育によって知能がかいなり上昇する」ちう説は、教育の重要さを示す反面、業者の宣伝文句となって過度の[[早期教育]]をあおる危険性もあるんや。せやけど、特定の疾患が遺伝するかどうかはそれが好ましいかどうかとは別の問題であるんと同じように、知能が遺伝するかどうかは社会的に危険かどうかとは別の問題であるんや。
また、実はこの両者はともに、知能の遺伝性の問題とは、知能のぜぇぇぇったい水準が主として遺伝で決まっておるか否かであるちう捉え方をしておる。せやけど現代の心理学者や行動遺伝学者は、この問題については、主として、集団の知能の分散のどの程度が遺伝の影響として説明できるかちう考察をしとり、ぜぇぇぇったい水準についてはなあんも語っておらへん。
ターマンがスタンフォードビネーテストを発表したころは、このテストで測定される知能は、生得的な能力を測っており、かつそのぜぇぇぇったい水準がおおむね遺伝によって決まっておると考えられとったちうわけや。ターマンや、彼の影響を受けた鈴木治太郎らの著書を読むと、おとんの職業や、都会と田舎でビネーテストの成績がちゃうことを、主として遺伝的な差と見て疑うトコがあらへん。せやけど、その後、時代が新しなるにつれて知能テストの成績が向上するゆう、後にフリン効果と呼ばれる現象が見出されることによちう、そへんな風なナイーブな考え方が成り立たへんことが明らかとなりよったちうわけや。
===遺伝性===
知能に生得的、遺伝的基盤があることには疑いがあらへん。やへんと他の動物より高い知能をヒトが持っておることが説明できへん。長らく議論の対象やったんは、'''知能の個人差に遺伝的要因が関わっておるかどうか'''やったちうわけや。個人差がどの程度遺伝するかは諸説があるんや。この研究については、双生児法による行動遺伝学的研究から、(個人の知能の何%が、やのうて)集団の中の標準的な知能の'''分散'''の何%が遺伝により、何%が環境で説明できるんかちう形で結論付けられはる。この遺伝率の値は集団が置かれておる環境によっても変動する。完全に平等な教育が与えられておる理想的な集団では、なお個人差が見られはるのやったらそら100%遺伝の影響であると結論できる。個人が受けられはる教育の度合いに著しい差がある環境では、個人差は教育の機会に大きく影響されるのやから、遺伝の影響は相対的に小さなる(この極端な例は「遺伝率」が個人についてはなあんも述べておらへんことを意味しておる)。したがちう、教育の機会均等が図られておる社会では遺伝率が高く、そうやへん社会は、遺伝率が低なると予想される。現代の先進工業社会では、知能の遺伝率はボウズで50%、成人では70%以上を示す研究が多い。成人の方が遺伝率が高いんは、成人は自我が発達しておるためボウズほど周囲の影響を受けへんし、自己の行動をその遺伝的特性に合わせて決定するさかいやと言われておる。
1969年にアーサー・ジェンセンは「いかにしてIQと成績を向上させられはるか」とぬかす論文で、アメリカにおける人種間の成績の差はそれまで暗黙に仮定されとったように、環境と学習だけの差やのうて、遺伝的差異が関わっておる可能性も考慮すなあかんやと述べて論争を巻き起こしたちうわけや。1994年には『[[ベル・カーブ]]』 (''[[:en:The Bell Curve|The Bell Curve]]'') ちう845ページの本が、リチャード・ハーンシュタインとチャールズ・マレーによって執筆されたちうわけや。二人は人種間の遺伝的差異は主張せぇへんかったが、やっぱり知能は環境と学習だけで決定するんやのうて個人間に遺伝的差異があり、社会的地位の高い人々と低い人々の間で知能の遺伝的差異が固定するような二分化が起きるのやおまへんか、もしそうんやったら放置するんは危険ではおまへんかと述べたちうわけや。知能の遺伝ちう考えがアプリオリに拒絶されとった時代にあちう、彼らの焦点は遺伝的差異を克服する方策やったにもかかわらへんし、知能が遺伝的に「決定」されると主張して差別を正当化したろおもてしておる、と批判を浴びたちうわけや。
===生活環境===
IQは、生活環境によって大きく変わるとされておる。たとうたら1923年の研究では、イギリスの[[運河]]船の上で生活しておるボウズは、学校出席率は全日数の5%で、両親が非[[識字]]の場合が多い。これらの76人のボウズの知能を測ったトコ、平均IQは69.6やったちうわけや。なお、4–6歳では平均IQは90、12–22歳では平均IQは60なんやし、成長とともに知能の伸びが低くなっておる[肥田野直 『講座心理学9 知能』 [[東京大学出版会]]、1970年。ISBN 4130140795 - 知能検査よりも知能自体について詳しい(新書の入手は困難)。]。
また、僻地の生活者も平均IQは低いとされる。1932年の研究では、アメリカの[[ワシントンD.C.]]西部の[[ブルーリッジ山脈]]に住むボウズを対象に知能検査をしたトコ、山のふもとの村のボウズのIQは76–118やったが、山間部のボウズのIQは60–84やったちうわけや。また運河船の例と同じように、年齢が高いほどIQが低くなっておる。
また、[[離島]]の児童も平均IQは低いとされる。[[広島大学]]の武村一郎らによる1965年の研究では、[[瀬戸内海]]の人口7千人の島の小学生152人に対して田中ビネー知能検査を実施したトコ、男子の平均IQは92、女子の平均IQは80やったちうわけや。なお、IQ75以下は22%と著しく多かったが、本土の[[特殊学級]]の知的障害児との比較では、知能検査のうち学習経験に左翼右翼される検査問題では、離島のIQ75以下の児童は低年齢で正答率が低く、高年齢で正答率が高いゆう特徴があり、一般的な知的障害児とは違いがあったちうわけや。この研究グループでは、この現象を「離島性仮性知的障害」と名づけておる。
なお、生活環境のみやったらへんし、検査時の環境や体調によっても大きく変身するが、こら他の検査でも同様であるため、「[[心理検査]]」で詳述しておる。
===恒常性===
同一人物のIQは、一般的には成長したかて低年齢時とあんまり変わりはへんとされておる。たとうたら1948年にアメリカのホンジックが行った研究では、222人の被験者を対象に6歳時と18歳時のIQを比較した(文献によっては、1歳時と18歳時となっておる)が、50以上変身した例は0.5%で、30以上変身した例は9%やったちうわけや。せやけどながら、20以上変身した例は35%で、10以上変身した例は85%なんやし、ある程度は変動するもんやちうことができる。また、狩野広之による1960年の研究では、小学校1年から中学校3年までの児童生徒を対象としてIQの変身を調べたが、「小学校1年生時点のIQはそれ以降大きく変わるケースが多い」ちうことと、「小学校3年生以上では、IQの変身はかいなり少なくなってくる」ちうことが分かった[辰野千寿 『新しい知能観に立った知能検査基本ハンドブック』 図書文化社、1995年。ISBN 4810052559 - 知能・知能検査・知能指数について、満遍なく書かれておる(2004年の第2刷で一部加筆されておる)。]。
大きな事件があった場合や、深い悩みがあった場合やらなんやらはIQが大きく変動する。「[[病気]]」・「父の復職」・「[[非行]]」・「競技での成功」・「[[過保護]]」・「人種的な悩み」・「体重・容貌の悩み」やらなんやらの要因で、IQが大きく変動するとされておる。
一部では、IQは生涯不変の神秘的な数値(マジックナンバー)であるちう誤解があるが、[[学力検査]]ほどではおまへんにせよ、変わりうるもんであるんや。また、当然ながら知能検査の種類によっても変身する(#相関で詳述)。
==限界==
最初期の知能検査の成り立ちは、児童や成人に知的発達の遅れの問題があらへんかどうかを調べるためのもんやったちうわけや。IQはその測定のために便利ええ表記法として編み出されたもんでしかいへん。このためIQは[[知能]]全般にわたる能力を示す数値と考えなあかんやのうて、知能検査の内容に含まれる言語的能力や論理的能力をはかることができる目安程度のもんと考えなあかんであるんや。こういった意味を踏まえて、IQは限定された事柄についての判断材料として扱うべきであるんや。元来、人間の知能は普通の知能検査によってみな数値化できるほど単純なもんやおまへんと考えられはるし、たった一つの数値で表現するっちうことが可能なもんか、ちうことも問題であるんや。そやから、いくつかの検査では領域別の数値が出せる作りになっておる。
また、障害の診断を目的としたかて、IQは正常か高水準であっても[[学習障害]]や[[自閉症]]やらなんやらが存在する場合があるんで、あくまで[[知的障害]]の診断を主目的とするやったらともかく、みなの[[発達心理学]]関係[[病気|疾患]]の診断に有効なわけではおまへん。もっともっともっとも、これらの疾患の場合は、知能の各部分の数値がアンバランスであるやらなんやら(ディスクレパンシーが大きい)、特徴的な検査結果が出る場合も多いが、それ専門の検査も存在するんでそちらの方が適切であるんや。勿論、[[身体障害]]の診断にはほとんど無力であるんや。
また、「IQは知的発達の遅れがあらへんかを表示する数値であるため、知的発達の早い児童について出た数値については、その正確さや有用性全般に疑問があるんや」とする説もあるんや。せやけどながら、高知能児を対象に[[早期教育]]・[[ギフテッド教育]]をヒイキ的に行う国もあるんや。
==IQ以外の表示法==
IQは知能の代表的な表示法であるが、IQ以外にもいくつかの表示法が使われておる。
===知能偏差値===
知能の[[偏差値]]を「'''知能偏差値''' ('''I'''ntelligence '''S'''tandard '''S'''core, '''ISS''')」ちう。こら、知能を偏差値の形で表示したもんなんやし、50を中心として上に行くほど知能が高いことをあらわしておる。特徴としては、母集団の結果にばらつきが多い年齢層とばらつきが少へん年齢層の両方で、正確な表示ができることやらなんやらがあげられはる。また、[[標準学力検査]]の結果も[[学力偏差値]]で表示される場合が多いため、IQと[[学力]]は比較しにくいが、知能偏差値と学力は比較しやすいゆう特徴もあるんや。また、DIQはもともと偏差値・[[標準偏差]]の考え方を利用した表示法やから、知能偏差値はDIQと簡単に換算できる。伝統的に集団式検査に多い表示法であるんや。
こら偏差知能指数 (DIQ) とは異なる。DIQは中心値が100で、知能偏差値は中心値が50であるんや。
{| class="wikitable" style="text-align:right; float: right; margin: 0.5em"
|+ 標準偏差が15のときの換算表
|-
! style="text-align:center"|ISS
| 80 || 75 || 70 || 65 || 60 || 55 || 50 || 45 || 40 || 35 || 30 || 25 || 20
|-
! style="text-align:center"| DIQ
| 145 || 138 || 130 || 123 || 115 || 108 || 100 || 93 || 85 || 78 || 70 || 63 || 55
|}
簡単に換算するには、[[標準偏差]]15の場合、
:ISS × 1.5 + 25 = DIQ
としたらよい。
===精神(知能)年齢===
前述の精神年齢をそのまんま使用して、IQを出さんと生活年齢と併記して表示する方法。IQは生活年齢を基準として相対的な知能の高低を表示する方法であるため、発達の遅れ・進みの度合いが分かりやすいが、ぜぇぇぇったい値やへんため感覚的に理解しにくい。せやけど、精神年齢で表示したら、14歳未満の場合は感覚的に理解しやすなる。なお、成人の場合は精神年齢での表示は適せん。
===知能段階点===
知能を5段階へんし7段階に分けて表示する方法。あんまり精密な結果を出さへん方がええ場合やらなんやらに用いられはる。ウェクスラー式とビネー式では分類基準が異なる。
{| style="margin: auto"
|-
|
{| class="wikitable" style="float: left; margin-right: 0.5em"
|-
! 知能段階 !! ウェクスラー式IQ !! この段階の割合
|-
| どエライ優れておる || 130以上
| 2.2%
|-
| 優れておる || 120–129 || 6.7%
|-
| 平均の上 || 110–119 || 16.1%
|-
| 平均 || 90–109 || 50%
|-
| 平均の下 || 80–89 || 16.1%
|-
| 境界線 || 70–79 || 6.7%
|-
| 知的障害 || 69以下 || 2.2%
|}
|
{| class="wikitable" style="float: left"
|-
! 知能段階 !! ビネー式IQ !! ビネー式ISS !! この段階の割合
|-
| 最上(最優) || 141以上 || 75以上 || 0.6%
|-
| 上(優) || 125–140 || 65–74 || 6.1%
|-
| 中の上 || 109–124 || 55–64 || 24.2%
|-
| 中 || 93–108 || 45–54 || 38.2%
|-
| 中の下 || 77–92 || 35–44 || 24.2%
|-
| 下(劣) || 61–76 || 25–34 || 6.1%
|-
| 最下(最劣) || 60以下 || 24以下 || 0.6%
|}
|}
===パーセンタイル===
「'''知能百分段階点'''」ともいう。その知能水準が、べったからどの程度の位置に存在するかを表したもわ。一般人100人の集団のうち、下から何番目かちう意味やと考えてもええ。たとうたら「40パーセンタイル」とは、100人のうち下から40番目に位置し、下表ではDIQ97に相当するもんであるんや。たとうたら、DIQ108以上の人は、下表では70パーセンタイルなんやし、100人中30人存在するっちうことになるが、DIQ130以上の人は、下表では98パーセンタイルなんやし、100人中2人しか存在せんことになる。せやけど、従来のIQではこの表は当てはまらへん。
{| class="wikitable" style="margin: auto"
|+ 標準偏差が15のときの換算表
|-
! パーセンタイル
| 0.1 || 1 || 2 || 3 || 4 || 10 || 20 || 30 || 40 || 50 || 60 || 70 || 80 || 90 || 96 || 97 || 98 || 99 || 99.9
|-
! DIQ
| 54 || 66 || 70 || 72 || 74 || 81 || 88 || 93 || 97 || 100 || 104 || 108 || 113 || 120 || 127 || 129 || 130 || 135 || 146
|}
===発達指数===
[[発達検査]]やらなんやらの場合はIQの代わりに「'''発達指数''' (DQ)」であらわす場合も多い。この場合は、知能面以外にも、歩行・手作業やらなんやらの運動面、着衣・飲食やらなんやらの日常生活面、[[まんまごと]]やらなんやらの対人関係面の発達も重視された数値となる。発達検査は低年齢対象のもんが多いため、発達指数はIQよりも低年齢で多用される。
==活用==
IQや知能偏差値やらなんやらは、各種の批判があるもんの、いろいろな場面で活用されておる。
学校やらなんやらで行われた知能検査は、結果が非公開になる場合も多い。また、知能検査の結果は教師やったら知ることができるが、IQが低い児童の潜在能力を低く見てしもて、[[ゴーレム効果]]([[ピグマリオン効果]]を参照)・[[ハロー効果]]によってホンマにその生徒の知能が本来より下がってまう危険性があることに用心すなあかんであるんや。
学校で行われた知能検査の結果は、標準学力検査の結果やらなんやらとともに内申書や[[指導要録]]やらなんやらに記載される場合があるんや。
===障害者認定===
IQ70または75未満(以下)の人は[[知的障害]]があると認定され、また[[療育手帳]]の交付対象となる。なお70以下の人は理論的には2.27%やけど、そのうち知的障害者認定を受けておるんは6人へんし7人に1人程度であるんや。また、DIQを結果表示に用おる知能検査では、IQ40未満が実質的に測定できへんし、障害者手帳の交付時の診断で齟齬をきたす場合がある(外部リンク1参照)。詳細は「知的障害#公的支援」を参照。
===就学時健康診断===
[[就学時健康診断]]の際にも、知的障害の存在可能性やらなんやらを調べるために知能検査が行われる。そのようけはあんまり精密やへん簡単な検査やけど、一部では健常児と障害児を分離し、[[統合教育]]に逆行するもんやとして批判されておる。なお、2002年の法改正により、知能検査以外の適切な検査を使用するっちうことも可能となりよったちうわけや。「知能検査#就学時検査」も参照。
===学力との相関===
学習指導やらなんやらの目的から、知能と[[学力]]の相関を調べる場合があるんや。こら各[[学校]]の教育の達成度合いを見て、学校評価をするためにも使用される。
[[学力偏差値]]と#知能偏差値を比較し、知能検査の結果に比して学業成績がええ生徒を「'''オーバーアチーバー'''」とええ、その逆を「'''アンダーアチーバー'''」ちう。均衡しておる場合は「'''バランストアチーバー'''」ちう(「アチーブメント」は達成度の意味)。修正成就値で8以上の差があるかを基準にする場合が多い。この場合の学力偏差値の算出には、各社発行の[[標準学力検査]]が用いられはる。知能検査は全集団を対象に標準化されたもんであるため、知能と学力を比較するには、同様に全集団を対象に標準化された学力検査やへんと正確に比較できへんためであるんや。この検査は、やまと、せやへんかったら1都道府県を基準として[[標準化]]されたもんなんやし、教師作成テストの対義語であるんや。なお新入学時用や各学期用の製品も存在する。またこの場合の知能偏差値の算出には、集団式知能検査が用いられはる場合が多い。
*学力期待値
*:0.7 ×(個人の知能偏差値 − 50) + 50
*成就値(じょうじゅち)
*:学力偏差値 − 知能偏差値
*新成就値
*:
*修正成就値
*:学力偏差値 − 学力期待値
=== 小学校入試 ===
武蔵野市にある聖徳学園小学校では、入学試験の際にIQテストを行い、一定値以上の生徒のみを入学させる方式をとっておる。
=== 大学入試 ===
[[2005年]]度より[[名古屋商科大学]]が[[推薦入試]]で「[http://www.nucba.ac.jp/001_iq01.html IQ入試]」と呼ばれる方式を導入しておる。また、「IQ」ちう名前こそ冠しておらへんもんの、[[国際基督教大学]]の入試の1科目である「[http://subsite.icu.ac.jp/prc/admission/kamoku_sat.html 一般学習能力考査]」も知能検査に近い内容を出題しておる。類似の出題を入試科目の中に含めておる大学は、他にも多数存在する(現在は廃止されたが、[[中央大学]][[総合政策学部]]「基礎能力テスト」やらなんやらの先例もあり)。
=== 法科大学院入試 ===
[[法科大学院]]入試に必要とされる[[適性試験]]では、「IQ」や「知能テスト」といった名前は冠しておらへんもんの、似た内容の出題がされておる。
=== 公務員試験 ===
「[[教養]]試験」ちう科目名で出題される「数的推理」「判断推理」「空間把握」や、「[http://www.tokyo-ac.co.jp/koumuin/k3-tekisei.html 適性試験]」、[[クレペリン検査]]やらなんやらには、IQ テストの要素が強い。
==特定集団の知能指数==
===受刑者===
[[刑務所]]の収監者に対する知能検査で、IQが低い者が著しく多いことが知られておる。元議員のジャーナリスト[[山本譲司]]は自己の受刑体験から刑務所内に[[知的障害]]者が多いことを知り、著書で問題提起をしておる。2004年度の新受刑者のIQは、50から119までは10ごとに区分され、他は49以下、120以上、測定不能に区分されて集計されておる。このうち最も多いのが80~89で全体の27%を占め、69以下(知的障害者)の合計は全体の22%となる(測定不能はたやら検査忌避も含まれそうやから含めず)。一方110~119は1%しかおらへん。
せやけどこれらの検査結果が完全に正確なもんであると断言するっちうことはできへん。知能検査は被検査者と検査担当者のラポール(信頼関係)が確立しておることと、検査環境が心理的・生理的に快適であることと、検査時の精神状態が安定しておることが正確な結果を出す前提条件であるんや。トコが刑務所に収監されることが確定しておるちうあらゆる面で不安定な時期の被検査者にとちう、実力を完全に発揮するっちうことは難しおまんねん。ましてや、受刑者とぬかす立場におる人間は、その立場に不満を感じておることも考えられはるので真面目にIQテストやらなんやらを受けることをせんとゆうた抵抗を見せることも十分、通常の環境とはちゃうゆうことが考えられはる。そやから、平常時に検査を行った場合よりも低い結果が出ておる可能性も否定できへんし、この統計は有益なもんであるが盲信するっちうことは慎むべきであるんや。受刑者のIQを調べるのやったら受刑前の数値の方がまだ真意を知れる参考になり得るやりまひょ。
なお、上記とはかけ離れた[http://ksei.exblog.jp/4422856/ 統計]も存在するため、どちらを採用するにしたかて、正確性に疑問があるんは間違おらへん。
===その他===
*平均128([[ニュルンベルク裁判]]における[[ナチス・ドイツ|ナチス]]戦犯21名のウェクスラーベルビュー知能尺度のドイツ語翻訳版による)
*平均126.5([[ケンブリッジ大学]]の自然科学系の教授会メンバー148人のウェクスラーテストによる。ギブソンとライト 1967年)
*平均133.7(旧制浪速高等学校尋常科に進学した生徒25人の小学生時代の鈴木ビネーテストによる。鈴木治太郎 1936年)
*平均112.0(大阪府における中等学校進学者1675名の小学校時代の鈴木ビネーテストによる。同上)
*平均122.4 標準偏差6.97(富山大学生33人のWAISによる。村上・村上 1981)
== 出典 ==
==参考文献==
*松原達哉 『心理テスト法入門第4版』 やまと文化科学社、2002年。ISBN 4821063603 - 136種類の心理テストが載っておる。
*坂本龍生 『障害児理解の方法』 学苑社、1985年。ISBN 4761485086 - 発達検査やらなんやらを主体に、103種類のテスト類が載っておる。やや古くさい。
*イアン・ディアリ 『1冊でわかる知能』 2004年、[[岩波書店]]。ISBN 4000268767 - 異国の新しい情報が多い。
*田中教育研究所 『1987年全訂版 田中ビネー知能検査法』 田研出版、1991年 ISBN 4924339067 - 田中ビネー第4版のマニュアル。
*田中教育研究所 『事例による知能検査利用法1』1994年、田研出版 ISBN 4924339342 - 薄いが、知能検査の活用実例が載っておる。
*小林重雄、藤田和弘、前川久男、大六一志、山中克夫 『WAIS-Rの理論と臨床』 やまと文化科学社。ISBN 482106359 - 豊富な活用事例集であるんや。理論的な面も書かれておる。
*小林重雄、藤田和弘、前川久男、大六一志 『WAIS-R採点の実際』 やまと文化科学社。ISBN 4821063557 - 回答の判定に迷う場合の指南書であるんや。
*沢田丞司 『改訂版 心理検査の実際』 新興医学出版社、2004年。ISBN 4880024767 - 各種心理検査について載っておる。やや高価。
*ウィリアム・パウンドストーン 『ビル・ゲイツの面接試験』 青土社、2003年。ISBN 4791760468 - アメリカでの知能検査の歴史がちびっと載っておる。
*小笠毅 『就学時健診を考える』 岩波ブックレット、1998年。ISBN 4000034057 - 就学時健診のうち、特に知能検査の問題点が取り上げられておる。
*ベンジャミン・ウォルマン 『知能心理学ハンドブック』 田研出版、1992年、1994年、1995年。ISBN 4924339202, ISBN 4924339318, ISBN 4924339326 - 3冊組みであるんや。
*滝沢武久 『知能指数 発達心理学から見たIQ』1971年、[[中央公論社]]。ISBN 4121002660 - ビネーの考えたことについて詳しおまんねん。新書の入手は困難。
*倉石精一、続有恒、苧坂良二、塩田芳久 『現行知能検査要覧』 1967年、黎明書房。ISBNなし - 古くさいが、当時の知能検査についてかいなりねちっこく載っておる。また解説も多い。入手困難。
*[[ハンス・アイゼンク]] 『知能テスト入門』 誠信書房、1964年初版、1982年新装版。ISBN 33113280903825 - 大部分がイギリスの知能テストの翻訳であるんや。背景の解説もあるんや。入手困難。
*田中教育研究所 『知能検査50の質問』 [[明治図書]]、1969年。ISBNなし - ようけの疑問に答えておる。入手困難。
*品川不二郎、小林重雄、藤田和弘、前川久男『やまと版WAIS-R成人知能検査法』やまと文化科学社。書店入手不可。
*[[田中寛一]]、岡本奎六、田中英彦 『新田中B式知能検査手引』 金子書房。書店入手不可。
== 関連項目 ==
* [[心の知能指数]](EQ)
* [[PQ]]
* [[知能]]
* [[心理検査]] - [[発達検査]] - [[性格検査]]
* [[学力検査]] - [[標準学力検査]]
* [[標準得点]]
* [[心理学]]
* [[心理学者]] - [[臨床心理士]]
** [[アルフレッド・ビネー]] - ルイス・マディソン・ターマン - [[デビッド・ウェクスラー]] - 鈴木治太郎 - [[田中寛一]] - [[佐藤達哉]]
* [[知的障害]] - [[学習障害]] - [[発達障害]] - [[サヴァン症候群]]
* [[療育手帳]]
* テスト・ザ・ネイション 全国一斉IQテスト
* [[ギフテッド]]、[[神童]]、[[天才]]
* [[メンサ]](MENSA):高い知能指数を保持する者の所属する世界的団体
* [[水野亜美]](セーラーマーキュリー):[[美少女戦士セーラームーン]]の登場人物でIQ300。フィクションの人物では[[プリンプリン物語]]のルチ将軍が自称「IQ1300!」であるんや。
==外部リンク==
*[http://www.p.u-tokyo.ac.jp/coe/workingpaper/Vol.3.pdf 市販の学力検査における現状と展望 (PDF)]
*[http://www.ad.kanazawa-u.ac.jp/fifty_years/ts11-p1207-1216.pdf 入学者選抜試験の変遷 (PDF)]
*[http://www.arsvi.com/d/i02.htm 知能テスト 立岩真也]
*[http://www.meijigakuin.ac.jp/~katos/Eugenics2.htm 〈優生学とジェンダー〉年表1901-1930]
*[http://www.meijigakuin.ac.jp/~katos/Eugenics3.htm 〈優生学とジェンダー〉年表1930-1945]
*[http://www.meijigakuin.ac.jp/~katos/Eugenics4.htm 〈優生学とジェンダー〉年表1945-2002]
*[http://www.intershop.it/intelligence_test_iq.htm -I.Q.テストの例 ]
{{DEFAULTSORT:ちのうしすう}}
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