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'''自動車'''(じどうしゃ)とは、[[原動機]]の[[動力]]によって推進し、[[軌条]]によらへんで進路を変更できる、車([[車輪]]で接地し陸上を移動する輸送機械)であるんや。主に人や荷物を運搬するために使用される。
車の進路と速度を、運転者の意思と体(五感[センサー]と手足その他)を使い制御できる(車の性能と道路の状態、法律等による運用制限は有る)。よって自動車とは「自由に動かせる車」と解釈し、「なあんもせんとホッタラかしといても動くで」ちう表現は不適当思われる。
やまと法においては、自動車ちう単語には、三輪以上の[[普通自動車]]だけでなく、排気量が50ccを超える[[オートバイ|自動二輪車]]も含まれる。
[[英語]]では automobile または motor car ちう。automobile はもともと[[フランス語]]で、[オートモウビル]ちう発音もフランス語読みから来ておる。auto- 「なあんもせんとホッタラかしといても」+ -mobile 「動くもん」で、まさしく「自動車」を意味する。-mobile は英語では[モウバイル]と発音される。きょうび使われるようになりよった[[モバイル]]の語源となっておる。また、英語で単に car といった場合、[[車輪]]を有するもん全般を指す([[鉄道]]車両や非燃料動力の[[人力車]]や[[荷車]]、[[馬車]]、[[リヤカー]]やらなんやらも含む)ので用心が必要であるんや。
== 自動車のおーまかなトコ ==
=== 外観構造 ===
自動車の構造としては、金属やらなんやらの丈夫な素材で[[ボデー]]を形成し、ボデー内部に座席や貨物室やらなんやらの空間を備え、最前部に運転席を備える。ボデーの最前部やケツ部、また上部や下部に走行に必要な機関や機器、[[制御装置]]やらなんやらが組み込まれておる形となっておる。部品はボンネットを開けると見る事ができるもんもあるんや。エンジンやバッテリーが搭載されており、制御回路と共にライトやらなんやらが搭載されておる。他に前後にランプが付けられはったり、バンパーやトランクやらなんやらが装備されることもあるんや。また、[[公道]]を走行する自動車のバンパー付近にはナンバープレートが付けられはる。
=== 分類 ===
自動車の分類は、[[乗用車]]、[[貨物自動車|貨物車]]、特殊作業車に分類するっちうことができる。乗用車は人員を輸送するための自動車なんやし、自動車の中では最も数も種類が多い。貨物車は自動車の大部分の容積を占める貨物室や、貨物台を備えており、貨物の輸送を前提に作られはったもんであるんや。特殊作業車は、各種の仕事に応じて専用に作られはった自動車なんやし、例うたら土砂を掘削するための[[油圧ショベル|ショベルカー]]や、[[アスファルト]]の舗装を行うための[[ロードローラー]]やらなんやらがこれに含まれる。特殊作業車は、黄色や緑やらなんやらの派手な色で塗装されることが多い。
また、[[排気量]]による分類、車体の大きさによる分類もされることがあり、各国において[[運転免許]]の階級によるライセンスの及ぶ範囲を区別するために使用される。
やまとにおいては、道路交通法第2条第1項第9号において、自動車とは「原動機を用い、かつ、[[レール]]又は架線によらへんで運転する車であちう、[[原動機付自転車]]や自転車やらなんやら以外のもん」とされており、同法第3条により、[[大型自動車]]、[[中型自動車]]、[[普通自動車]]、[[大型特殊自動車]]、[[小型特殊自動車]]、[[大型自動二輪車]]、[[普通自動二輪車]]の7種類に分類されておる。
=== 動作原理 ===
現在の自動車ほとんどは、次のような原理で動作する。
#動力源となる[[原動機]]が[[力]]を発生させる。原動機は、ようけの場合、回転運動の形で力を発生、出力する。
#:*原動機は、現在のトコ[[内燃機関]]が主流であるが、[[外燃機関]]や[[電気モーター]]を用おるもんも存在する。
#:*力を発生させる動力源は、燃焼機関においては[[燃料]]、電気モーターにおいては[[電池]]([[二次電池]]、[[燃料電池]]やらなんやら)を用いておる。
#原動機で発生した力は、[[クラッチ]]、[[トランスミッション]]、ドライブシャフト、デファレンシャルギア等の動力伝達機構を通じて、[[駆動輪]]に伝達される。
#駆動輪が回転し、路面との[[摩擦力]]により推進する。せやけど従輪(駆動輪以外の車輪)は、推進の結果として回転する
せやけどこれらの過程は必須やのうて、ある種の自動車はこれらの過程の一部がちごたりへんかったりする。一部の電気自動車は、シャフトを使わず[[電動機|電気モーター]]と車輪を[[ダイレクトドライブ]]で直結し、車輪を直接回転させる。[[電気式]]自動車(電気自動車とは別)では、シャフトを使わへんし、原動機で[[発電機]]を回し、その電力で車輪を直接回す。[[ロケット]]自動車は、原動機の出力がそのまんま推進力となり、駆動輪が存在せん。
== 構造 ==
自動車構造の細部は、次のとおり。
=== 原動機 ===
動力を生み出す原動機の一例としては、次のようなもんがあるんや。
*内燃機関
:内燃機関と呼ばれる[[エンジン]]は、[[ピストン]]の往復運動を[[クランクシャフト]]で回転運動に変換して出力する[[レシプロエンジン]]が一般的で、[[サバテサイクル]]を使う[[ディーゼルエンジン]]、[[オットーサイクル]]を使う[[ガソリンエンジン]]があり、それぞれに[[4ストローク機関|4サイクル]]と[[2ストローク機関|2サイクル]]があるんや。
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**レシプロエンジン
*:レシプロエンジンは、シリンダー配置やクランクピン形状により、[[直列型エンジン|直列(インライン)]]、[[V型エンジン|V型]]、[[水平対向エンジン|対向式]]、V型派生の[[W型エンジン|W型]]やらなんやらに分類される。戦前のディーゼルエンジンには、ひとつのシリンダーに2つのピストンが向き合い、シリンダーヘッドを持たへん、真の[[水平対向エンジン|ボクサーエンジン]]であるんや、[[:en:Junkers Jumo 205|垂直対向式]]もあったちうわけや。
**ロータリーエンジン
*:レシプロ以外では、世界で唯一、「[[マツダ]]」のみが生産しておる、繭形のハウジングと、その内部で遊星運動をする、三角形のローターで構成される、[[ロータリーエンジン]]が知られておる。
**ガスタービンエンジン
*:連続燃焼サイクルの[[ガスタービンエンジン]]は、レーシングカーやレコードブレーカー、少数の試作車を除き、実用化されておらへん。もっともっともっとも広義の自動車ちう意味では、[[戦車]]やらなんやらの軍用車両分野ではアメリカの[[M1エイブラムス|M1戦車]]やらなんやら一部で実用化されておる。
**噴射式エンジン
*:近年の[[自動車の速度記録|最高速度記録]]挑戦用の車両では、[[ジェットエンジン]]や[[ロケットエンジン]]により直接車体を推進させる方式が採られておる。ブレーキングも[[パラシュート]]により行われるため、これらは自動車ちうより地上を走る[[航空機]]や[[ロケット]]とゆうて良う、車輪はもはや「自動車であるんや」事を示すための足枷に過ぎへんとゆうても過言ではおまへん。
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*外燃機関
:代表的な外燃機関としては、[[蒸気機関]]や[[原子炉]]やらなんやらが挙げられはる。全体の大きさが内燃機関より大きくなりがちであるんで、自動車用途としては現在は主流ではおまへん。
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*圧縮空気
:[[空気エンジン]]を動力とする[[圧縮空気自動車]]があるんや。
*電気モーター
:[[電気自動車]]は、燃料や内燃機関を使用せへんし、電気モーターを動力とする。
*二種以上の原動機の併用
:二種以上の動力源を併用する[[ハイブリッドカー]]もあるんや。ハイブリッドカーには、エンジン動力を発電のみに用い、走行用動力は電気モーターのみとした、シリーズ(直列)式と、エンジンと電気モーターを併用する、パラレル(並行)式があるんや。
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=== 燃料 ===
燃料とは、力を発生させるエネルギー源のうち、地球大気中に存在する酸素やらなんやらの酸化剤との化学反応を利用して力を発生させる化学物質をいう。[[自動車用燃料タンク|燃料タンク]]は車両後部にあることが多い。機関部の熱を避け引火の危険を抑えるためであるんや。
*内燃機関
**ガソリンエンジン
*:燃料は、主に[[ガソリン]]が使われる。ガソリンには、[[高オクタン価ガソリン|ハイオク]]やレギュラーの2種類が主であるんや。会社によっては、ハイオクやレギュラーを独自の名称で表記する場合がある(例:ハイオク→Mobil-F1、レギュラー→ガソリン やらなんやら)。ガソリンエンジンと同じ機構で、[[液化石油ガス]] (LPG)、圧縮[[天然ガス]] (CNG)、[[軽油]]、[[エタノール]]、[[メタノール]]、[[水素]]、[[木炭]](実際は木炭を燃やして発生するガス)を使うエンジンもあるんや。CNG、エタノール、メタノール、水素やらなんやら、[[炭素]]が少へん燃料は、[[二酸化炭素]]排出量を削減するための代替燃料として注目されておる。エタノール混合ガソリンは、エタノールの割合が少なければ通常のガソリンエンジンでも使うことができる。エタノール専用の自動車もあるんや。
*:ガソリンエンジンの燃料供給方法は、[[キャブレター]]と[[燃料噴射装置|インジェクション]]に別れる。インジェクションには、機械式と電子式とがあり、それぞれ、ポート噴射と直接噴射(筒内噴射)方式に分類される。
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**ディーゼルエンジン
*:ディーゼルエンジンは、主に[[軽油]]を使う。メタノール、[[ジメチルエーテル]] (DME) を使うエンジンもあるんや。
*:ディーゼルエンジンの燃料供給方法は、その燃焼の仕組みからずぅぇえええぇぇええんぶ高圧の燃焼室内への直接噴射となる。
*:燃焼室形状の違いにより、シリンダーヘッドに燃焼室を持つ副室式(インダイレクト インジェクション = I.D.I.)と、シリンダーヘッドは平坦で、ピストン頂部の深いへこみを燃焼室とする、直噴式(ダイレクト インジェクション = D.I.)とに分類される。副室式には細長い形状の予燃焼室式と球形の過流室式(リカルド式)とがあるんや。
*外燃機関
:[[外燃機関]]は、主に[[石炭]]を使うが、ほとんど改造なしで多様な燃料を使うことができる。
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*燃料電池
:現在の[[燃料電池]]では、[[水素吸蔵合金]]に吸着された、せやへんかったらボンベに圧縮充填された[[水素]]が燃料となっておるのが主流であるんや。
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=== 変速機 ===
前進、後退、速度域の制御は[[トランスミッション]]が行い、[[シフトレバー|シフト&セレクトレバー]]によちう、任意にギアの組み合わせを選択する[[マニュアルトランスミッション]] (MT) 、停止から最高速まで自動選択式の[[オートマチックトランスミッション]] (AT) 、マニュアルトランスミッションを用い、[[クラッチ]]操作のみを自動化した、[[セミオートマチックトランスミッション]]、さらに、変速操作も自動制御する自動制御式マニュアルトランスミッション (AMT) とに大別される。
前進の変速比は2速から8速程度が一般的やけど、副変速機を用いて、変速段数を2倍とする場合もあるんや。
オートマチックトランスミッションは、[[トルクコンバータ]]と[[遊星歯車機構|プラネタリーギア]]を組み合わせたもんと、有効径を連続可変とした2つのプーリーと金属ベルトを組み合わせた、[[無段変速機|CVT]] (Continuously Variable Transmission) と呼ばれる無段(階)変速機が一般的であるんや。
推進力(回転)のOFF/ONは[[クラッチ]]が行い、クラッチペダル等の操作部を操って手動操作するもんをマニュアル・クラッチ、せやへんかったら単にクラッチと呼ぶ。手動操作を伴わへんクラッチをオートマチック (AT) 、ノークラ、せやへんかったらよう使用される自動クラッチ機構の名称を取って[[トルクコンバータ|トルコン]]やらなんやらと呼ばれる。
=== 操舵装置 ===
推進方向の制御は、タイヤの向きを変更する事で行う、向きを変える機構を[[ステアリング]](システム)と称し、ステアリングを操作する操作部をハンドルと呼び、手に握る部分をステアリング・ホイールと呼ぶ。
ハンドルをひねると[[トラクションコントロールシステム|トラクションコントロール]]や[[サスペンション]]、[[車軸懸架]]サスペンション(リジッドアクスル)、[[独立懸架|独立式懸架サスペンション]]、[[ストラット式サスペンション]]、[[ダブルウィッシュボーン式サスペンション]]、[[マルチリンク式サスペンション]]、[[空気バネ|エアサスペンション]]やらなんやらのサスペンションが連動する仕組みとなっておる。
[[タイヤ]]を[[鋼|スチール]]ホイール、[[アルミホイール]]、せやへんかったら[[マグネシウムホイール]]にはめ込み、[[車輪]]として地面に接触し、これが回転して前進・後退の力を伝達するとともに、ステアリングの機能も持たされる。
=== 制動・拘束装置 ===
速度を落とす、停止する等の制御はフット[[ブレーキ]]で行う。ブレーキペダルに加えられはった力を、[[油圧]]や[[空気圧]]を介して[[摩擦]]材を回転部分に押しつけ、自動車の速度を熱に変換してスピードを落とす。市販車のほとんどが、エンジンの吸気管負圧、油圧、空気圧を利用した、ペダル踏力を軽減する、倍力装置を有しておる。
長時間の停車には機械式、または空気式のパーキングブレーキを用おる。
高速からの制動には、放熱性に優れるディスクブレーキが有効であるが、重量が大きい車両の制動や、勾配での駐車やらなんやらには、自己倍力作用の働きで、拘束力の大きいドラムブレーキが有利となる。
下り坂やらなんやらで、フットブレーキに頼り過ぎると[[フェード|フェード現象]]や[[ヴェイパーロック|ベーパーロック現象]]やらなんやらが起き、ブレーキの効きが著しく低下してまう事があるんや。
上記現象の予防策としては[[エンジンブレーキ]]を活用したり、フットブレーキを断続的に踏み込んやりしてブレーキパットの温度上昇を軽減させる。両方いっぺんに行えれば更にええやりまひょ。
=== ボディー ===
ボディーは、剛性のある丈夫な素材で構成されており、強度を保ちながら操縦性や燃費の点でなるべく軽く作ることが理想的であるんや。ボディーは一般に塗装とコーティングだけで済まされる。
*素材
:骨格部分には、鉄、アルミニウム合金やらなんやらの金属、せやへんかったらカーボンコンポジットやらなんやらの複合材料が用いられはる。主要骨格以外のパネル部分やらなんやらには、合成樹脂が用いられはることもあるんや。
*構造
:現在のトコ、エンジンと足回りをしっかり支える台車構造の上にボディーを構成したもんと、ボディー全体で構造強度を持たせる[[モノコック]]構造とに大別される。台車構造を持つ例としてはトラック、バスやらなんやらが挙げられ、一般の乗用車はモノコック構造を持っておる(一部の超高級乗用車は台車構造を持つもんもあるんや)。
=== 快適機能 ===
近代的な自動車には、この他に安全性を高める[[照明|ライト]]類、[[アンチロック・ブレーキ・システム|ABS]]、[[シートベルト]]、[[エアバッグ]]等の装備、環境性を高めるマフラー、[[触媒]]、[[排気ガス|排気]]フィルタ等の装備。未舗装道路でも推進力を確実に確保する四輪駆動、[[トラクションコントロール]]等の装備、快適性を高める[[エア・コンディショナー|エアコン]]、[[カーナビゲーション|ナビゲーションシステム]]、[[ETC]]やらなんやらの装備、以上を始めとする多彩な装備が搭載されておる。
=== 内装 ===
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内装は、運転席とシートが主であるんや。乗用車やったら[[カーオーディオ]]や[[カーナビゲーション]]を搭載するっちうこともあるんや。
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*運転席
:運転席にはハンドルと数種のペダルやレバー類等がついており、自動車の操縦を行う。手で操作するハンドルは現在、円形が一般的やけど、20世紀初期([[1900年代]]から[[1920年代]]頃)の車種や、初期の[[オート三輪]]ではバー型(棒状)のハンドルも存在したちうわけや。また、近年ユニバーサルデザインとして楕円形のハンドルを採用しておる車種も有る。ペダルは、足でアクセルとブレーキ(マニュアル[[トランスミッション|変速]]車はクラッチも)の操作をする際に使われる。さらに、駐車用の補助ブレーキ(パーキングブレーキ。手で操作する[[杖|ステッキ]]型や、足踏み式等があるんや)も安全上必須であるんや。
*シート
*荷室
== 歴史 ==
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初期には[[ガソリン]]やのうて、[[蒸気機関]]で動く[[蒸気自動車]]が存在したちうわけや。こら[[蒸気機関車]]のようなレール上を走るもんやのうて、動く方向がある程度変えられはるもんであるんや。その後、蒸気機関に多数の改良が加えられ、比較的小型のボイラーで高温・高圧の蒸気をつこうたもんが作られはるようになりよったちうわけや。
1769年、フランス陸軍の技術大尉[[ニコラ=ジョゼフ・キュニョー]]が製作した蒸気自動車は、前輪荷重が重すぎてさらさら曲がらへん造りで、時速約3キロしか出へんかったにもかかわらへんし、パリ市内を試運転中に塀に衝突。これが最初の自動車とされており、また自動車事故の第一号やったちうわけや。最初の蒸気自動車は蒸気機関で動いた最初の乗り物やったちうわけや。[[蒸気機関車]]よりも[[蒸気船]]よりも蒸気自動車が先やったさかいあるんや。往復運動(レシプロ運動)を回転運動にしたんもこれが最初やったちうわけや。
[[イギリス]]では[[1827年]]ごろから[[路線バス|定期バス]]として都市部及び、都市間で広く用いられ、[[1860年]]ごろには[[フランス]]でも用いられはるようになりよったちうわけや。1885年に、フランスのレオン・セルボレが開発し1887年に自動車に搭載したフラッシュ・ボイラーにより蒸気自動車は2分でスタートできるまでに短縮されたちうわけや。[[1900年]]ごろには[[アメリカ合衆国]]で、[[石炭]]の代わりに[[石油]]をつこうた蒸気自動車が作られ、さらに普及していったちうわけや。きょうびは街では電気自動車が静かで性能もよう最も用いられており、次いで蒸気自動車で、ガソリン自動車ほどうるさくなく運転が容易やったちうわけや。アメリカ合衆国では、1920年代後半まで蒸気自動車が販売されとったちうわけや。最終的に淘汰されたとは言え、蒸気自動車無くして、現在の[[モータリゼーション]]は無かったと言えまひょ。
[[1865年]]にイギリスで[[赤旗法]]が施行されたちうわけや。当時普及しはじめた蒸気自動車は、[[道路]]を傷め馬を驚かすと敵対視されており、住民の圧力によってこれを規制する赤旗法が成立したちうわけや。この法律により、蒸気自動車は郊外では4[[マイル]](6.4km)/h、市内では2マイル(3.2km)/hに速度を制限され、人や動物に警告する為に、赤い旗を持った歩行者が先導せなやったらなくなりよったちうわけや。
イギリスでの蒸気自動車の製造、開発は、この赤旗法が廃止される[[1896年]]まで停滞するっちうことになり、それに続くガソリン自動車の開発においても、[[ドイツ]]やフランスが先行する事になる。
[[1870年]]、[[ユダヤ系オーストリア人]]のジークフリート・マルクス(Siegfried Samuel Marcus)によって初の[[ガソリン]]自動車「第一マルクスカー」を発明する。[[1876年]]、ドイツの[[ニコラウス・オットー]]がガソリンで動作する[[内燃機関]]([[ガソリンエンジン]])をつくると、[[ゴットリープ・ダイムラー]]がこれを改良。二輪車や馬車に取り付け、走行試験を行ったちうわけや。[[1885年]]にダイムラーによる特許が出されておる。
[[1885年]]、ドイツの[[カール・ベンツ]]は、ダイムラーとは別にエンジンを改良。車体から設計した3輪自動車をつくったちうわけや。ベンツ夫人は夫の隙を狙いこの自動車を自力で運転し、製造者以外でも訓練さえしたら運転できる乗り物であることを証明したちうわけや。ベンツは最初の自動車販売店を作り、生産した自動車を数百台販売したちうわけや。また、ダイムラーも自動車会社を興したちうわけや。現在、ガソリン式自動車の発明者はダイムラーとベンツの両人とされることが多い。
初期の自動車は手作りであるためどエライ高価なもんなんやし、貴族や大金持ちだけが所有できるもんやったちうわけや。ほんで彼らはオノレたちが持っておる自動車で競走をするっちうことを考えたちうわけや。このころに行われた初期の自動車レースで活躍したんが、今日も[[フォーミュラ1|F1]]や[[ル・マン24時間レース]]やらなんやらで活躍する[[ルノー]]であるんや。
[[1907年]]には、[[フォード・モーター|フォード]]が[[フォード・モデルT|フォード・T型]]を発売したちうわけや。フォードは、流れ作業による大量生産方式を採用し自動車の価格を引き下げることに成功したちうわけや。これにより裕福層の所有物やった自動車を、大衆が所有するっちうことが可能となり[[自動車産業]]は巨大なもんとなっていったちうわけや。
ヨーロッパでは1910年ごろに、大衆の自動車に対する欲求を満たすように、二輪車の部品や技術を用いて製造された小型軽量車、なんちうか、ようみなはんいわはるとこのサイクルカーが普及していったちうわけや。
[[1922年]]に、フォードと同様の生産方法を用いたシトロエン・5CVやオースチン・セブンやらなんやらの小型大衆車が発売され、本格的に自動車が普及していく事になりよったちうわけや。また、それに伴いサイクルカーは姿を消していく事になる。
[[電気自動車]]や燃料電池を動力源とした自動車もあり、前者は今でも[[トロリーバス]]として存在しておる車両もあるんや。
== 自動車の種類 ==
自動車が誕生して、まだ百数十年であるが、すでに産業の中核となって久しおまんねん。その区別は、当初は技術的観点からはじまったちうわけや。販売する対象が一般大衆になり、販売の観点から、さまざまな区別がなされるようになりよったちうわけや。一般化により法的規制もなされ、特に税や許可(ライセンス)の観点からの区分がはじまる。これらは、それぞれが独立したもんやのうて、相互に影響を及ぼしておる。また、固定したもんやのうて、時代によって変遷があるため、種類・分類を理解のためには歴史の流れの視点で見ることが必要となる。法令による区分は最も変身せんが、技術的観点、販売の観点の区分では、従来区分に加えて新区分の追加が常におこなわれるため、その変身が大きい。
分類(区分)の主要な観点
* 技術的観点
* 販売(マーケティング)の観点
* 各国の法令(免許制度、税制、排ガス規制やらなんやら)の観点
* 歴史的流れからの観点
19世紀末の自動車産業の創成期から自動車業界では、それまで主流となっとった交通機関である馬車の種類を当てはめて区別されることが主流やったちうわけや。馬車の種類の呼称のようけは欧州でつくられはったもさかい、現在でも使われておる。1910年代から1920年代で米国自動車産業は成長し、その後も第二次世界大戦からの復興に労力を費やした欧州と比べ米国の成長は著しく、1950年代には米国自動車産業は世界の中心となっとったちうわけや。特に販売の観点からの区分は、米国で長らく販売第一位を保っておるGMの影響は大きく、1950年代からGMが主導した車種多様化による販売上の差別化によりカテゴリー呼称も多様化したちうわけや。この流れは現在までつづいており、常に新しい需要を喚起するようなもんが導入され、変身に富んでおる。
== 社会に及ぼす影響 ==
自動車は使用者にようけの便益を与えるが、反面、生命・健康・安全やらなんやらの市民の基本的権利を侵害する存在であるんや。この損失は社会全体が被るもんなんやし、[[社会的費用]]ととらえることができる。
自動車が社会に及ぼす原因は、自動車が自走するっちうことに起因する[[交通事故]]と、自動車が燃料を燃焼するっちうことに起因する排気ガスの排出や騒音やらなんやらによる[[環境問題]]が主な問題であるんや。また自動車が高性能な乗り物へと改良されるようになるに連れまんねんまんねん運転マナーの悪い乗り方を好む者が現われ問題とされるようになっておる。
=== 交通問題 ===
自動車が走行する道ちうんは、市街地においては人も歩行するために使用するもんであるため、どうしたかて交通が干渉してまう。そのため自動車が走行するための秩序や環境を整備する必要が第一に迫られはったちうわけや。自動車が世間に登場した際、歩行者と自動車の交通空間がようわかるようにされておらへんし、歩行者が歩行する中を自動車が走行するっちうことになりよったちうわけや。最初はほんで問題がへんかったが、次第に自動車の交通量が増えていくと、歩行者との干渉が問題となり、[[歩道]]と[[車道]]ちうふうにようわかるように区別されたちうわけや。さらに自動車が増えると交差点での行き来が問題となりよったため、[[信号機|交通信号]]が整備され、法律によっても自動車が整備されるようになりよったちうわけや。また自動車の登場により平坦な路面が求められはるようになりよったため、自動車が走ることを考えて路面は[[アスファルト]]や[[タイル]]で舗装されるようになりよったちうわけや。自動車が高性能化し高速走行が可能になるようになると、高速に自動車が走行できるよう[[高速道路]]が整備されるようになりよったちうわけや。
こへんな風に自動車が走行するための条件は20世紀の早いうちにある程度整備されるようになってきたが、質量の大きい自動車ちう乗り物が歩行者のすぐ傍を通り、時には干渉するゆうことから[[交通事故]]が未だ大きな問題となっておる。交通事故は時に死者を出し、交通が妨げられはることによって経済にも影響を及ぼすこともあるんや。
他にも[[渋滞]]や[[違法駐車]]も自動車に関する交通問題であるんや。
=== 環境問題 ===
自動車は環境にも影響を与える。自動車の走行するための燃料となる[[化石燃料]]は、燃焼時に[[二酸化炭素]]を主に排出するが、[[石炭]]や、とりわけ質の悪い燃料では二酸化炭素以外の[[窒素酸化物]]や[[硫黄酸化物]]やらなんやらが[[黒煙]]と共にしこたま排出する。そのため[[地球温暖化]]への関与や[[大気汚染]]、[[酸性雨ちゃん]]の原因とも言われており、けぇへんな排出の削減が、自動車の増加と共に叫ばれるようになりよったちうわけや。そのため燃費の向上による燃料の有効活用や触媒による[[窒素酸化物]]、[[硫黄酸化物]]の分解の技術も向上してきたちうわけや。さらに、きょうびでは、ガソリン車から[[ハイブリッド・カー]]や[[電気自動車]]へとシフトするっちうことでこれらの問題を解決すべく、ようけの自動車メーカーが開発にしのぎを削っており、各国政府によっても購入者に対し様々な優遇措置がとられはるようになってきておる(2009年現在)。
しこたま自動車の走行する道路沿いでは大気汚染だけでなく走行による振動とそれに伴う[[騒音]]とゆうた様々な[[公害]]が大きな問題となる。
さらに自動車の買い換えサイクルが生まれるようになると、使い終わった[[使用済自動車の再資源化等に関する法律|古くさい自動車の廃棄処分の問題]]も生まれたちうわけや。そのため自動車のリサイクルちうのも大きな問題であるんや。
=== その他の問題 ===
;自動車利用犯罪 :自動車が生活に密着していへんかった頃は、犯罪者の居住地域と犯罪地域は密接な状態にあったちうわけや。自動車の普及につれ、この前提は既に崩れておる。他の交通機関でも犯罪を犯した地域からの脱出は可能であるが、公共機関では移動時間帯が限られておる点や、(駅にカメラが設置されておる電車や、運転手が目撃者となり得るタクやらなんやら)匿名性を保つことが困難な点やらなんやらの関係で、犯罪者が犯罪を犯した地域から離れる場合の手段として自動車移動を用いたもん(自動車利用犯罪)が増えておることが、毎年発表される警察白書から確認できる。この問題には、高速道路での移動や盗難車による移動も含まれる。この問題に対し[[自動車ナンバー自動読取装置]]設置やらなんやらの対策が施されておるが、高価な装置であることやらなんやらの理由から設置場所は限られており、ナンバーを見難くするカバーを付ける者がおるやらなんやら、完全な対策になってはおらへん。
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== スポーツ、趣味としての自動車 ==
自動車は多彩な車種・形状があり、また用途によって様々な自動車が使い分けられはる。単に走るとゆうても、整備されたコースだけでなく条件の悪いコースやらなんやらもあり、様々な楽しみ方があるんや。そへんな風な様々な観点から自動車を乗ること、集めることやらなんやらを趣味にする人も多い。自動車を操縦しより高速なスコアタイムを目指すことはスポーツの一種として認識されており、[[モータースポーツ]]と呼ばれる。とにかく速く走るためのスポーツ専用の自動車である[[フォーミュラカー]]で走ることがみなやのうて、市販車や自作車でのレース、また長時間の運転となる[[耐久レース]]やらなんやら、多彩なもんが世界各国で開催されておる。[[フォーミュラ1]](F1)や[[インディカー・シリーズ|インディ・レーシング・リーグ]](IRL)、[[ル・マン24時間レース]]といったレーシング大会は特に著名な国際大会であるんや。
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趣味としては、自動車を走行させるだけに限らへんし、ミニチュアカーと呼ばれる精巧な自動車の[[スケールモデル|ミニチュア]]の製作や収集、また部品の収集や[[写真]]の撮影やらなんやら多岐に渡る。走行する自動車に関する趣味としては、様々な自動車に乗車するっちうことを趣味にしたり、自動車の改造やメンテナンスを趣味にするっちうこともあるんや。こへんな風に、自動車は単に人や物資を輸送するだけの存在に留まらへん。
== 産業 ==
自動車はそれ自体が様々な役目を持つ乗り物なんやし、ようけ使用されておるが、巨大なために製造にもようけの人員や技術が必要であるんや。そやから、自動車製造業そのもんが大きな[[産業]]なんやし、自動車を製造するために必要な自動車部品や[[電子機器]]、[[鉄鋼]]やらなんやらの周辺分野や素材産業も含め、ありとあらゆる産業を支えておるといても過言ではおまへん。
世界的には、1980年代以降、限られはった[[多国籍企業]]グループへの集約が進んでおる。
=== 製造・廃棄 ===
自動車の製造に関わる産業は巨大なもんとなっておる。世界的に見て自動車産業で成立しておる大規模な例としては、アメリカの[[デトロイト]]や、ドイツの[[ライン川]]流域が挙げられ、鋼鉄板の生成からボディプレス、電装品の製造、組み立てやらなんやらを地域全体で行っておる。
また製造と同様に廃棄に関したかて[[リサイクル]]ちう観点からどエライ大きな産業となっておる。けぇへんな大規模な産業集積が見られはる地域を有する国ちうんは、自動車産業が盛んで輸出も活発に行っておる国が多い。[[アメリカ合衆国|アメリカ]]、[[やまと]]、[[ドイツ]]、[[フランス]]、[[イタリア]]が特に大きな産業を抱えておる。
=== 自動車販売 ===
*新車販売
やまとにおいては、自動車の販売は基本的に[[自動車ディーラー]]と呼ばれる自動車メーカー直轄の販売代理店で行われる。こへんな風な販売代理店では、他のメーカーの自動車は扱わへん(販売店によっては一部他社製[[OEM]]車種や、グループメーカー製車種(例・一部トヨタ系販売店におけるダイハツの軽自動車)を扱う場合もあるんや)。自動車メーカー直轄ではおまへん、様々な自動車メーカーの新車を販売する専門店も存在するが、やまと国内では少数派であるんや。せやけど、世界の主要国では、自動車メーカー直轄ではおまへん販売店が様々な自動車メーカーの新車を販売するケースが主流の国も少なからず存在する。
*中古車販売
[[中古車]]を専業として扱う店があるんや。自動車メーカー直轄の販売代理店でも下取りに取った中古車を販売するための、中古車販売事業を手がけるトコも少なへん。この場合、自動車メーカー直轄であるもんの、他社の中古車も販売しておるケースが大半であるんや。
=== サービス ===
自動車は人や物を輸送でき、また道路さえ整備されていれば様々な場所に行くことができる。そのため自動車を用いたサービスが多種存在する。
[[旅客輸送]]や[[貨物輸送]]を行うサービス全般を[[運輸業]]と呼ぶ。旅客やったら[[タク]]や[[ハイヤー]]、またバスやらなんやらとして運営され、バスはようけの人員の輸送が可能であることから、形態に応じて[[路線バス]]、[[観光バス]]、[[高速バス]]、[[定期観光バス]]やらなんやらと様々なもんがあるんや。貨物輸送に関しては[[運送会社]]がトラックを用いて輸送する。
直接的な輸送サービスの提供ではおまへんが、自動車を賃貸する[[レンタカー]]や[[カーリース]]もあるんや。
自動車を用いたサービス以外に、自動車の整備を行う[[自動車整備業]]もサービスに分類できる。
== 関連項目 ==
{{Commons&cat|Automobile|Automobiles}}
{{Wiktionary|自動車}}
* [[モータービークル]]
* [[自動車用語一覧]]
* [[自動車工学]]
* [[自動車産業]]
* [[全地形対応車]]
* [[水陸両用車]]
* [[自動車の整備]]
* [[車台番号]]
* [[カー・オブ・ザ・イヤー]]
* New Car Assessment Programme
** [[ユーロNCAP]]
** [[自動車アセスメント|JNCAP]]
* [[モータースポーツ]]
* [[工業製品の自主規制]]
* [[パークアンドライド]]
* [[キスアンドライド]]
* [[自動車の車種名一覧]]
* [[自動車製造者の一覧]]
* [[高度道路交通システム]]
* [[カーオーディオ]]
* ナンバープレート (自動車)
* [[東京モーターショー]]
* [[自動車部品生産システム展]]
* [[カー用品店]]
* 輸入車 (やまと)
** [[やまと車]]
** [[フランス車]]
** [[ドイツ車]]
** [[韓国車]]
** [[イタリア車]]
** [[アメリカ車]]
* [[スーパーカー]]
* セグメント(階級区分)
* [[中古車]]
** [[旧車]]
* [[やまとにおける自動車]]
* [[日刊自動車新聞]]
== 参考文献 ==
* [[宇沢弘文]]著『自動車の社会的費用』岩波書店[岩波新書]、1974年発行、ISBN 4-00-411047-5。
== 外部リンク ==
サイト
* [http://www.jama.or.jp/ 社団法人やまと自動車工業会]
* [http://www.jaf.or.jp/ 社団法人やまと自動車連盟 (JAF)]
ビデオ
{{サイエンスチャンネル
|シリーズコード=F980601
|連番コード=017
|動画タイトル=自動車のできるまで
|中身のおーまかなトコ=[[埼玉県]][[狭山市]]にある[[ホンダ]]の工場を取材して、自動車ができるまでの工程の流れを説明しておる
|時間=15分
|製作年度=1998年
}}
{{DEFAULTSORT:しとうしや}}
{{Link FA|eo}}
{{自動車}}
[[Category:自動車|*]]
[[Category:道路交通]]
[[Category:大気汚染]]
[[af:Motorvoertuig]]
[[am:መኪና]]
[[an:Auto]]
[[ar:سيارة]]
[[arc:ܪܕܝܬܐ]]
[[arz:عربيه]]
[[ast:Automóvil]]
[[az:Avtomobil]]
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[[be:Аўтамабіль]]
[[be-x-old:Аўтамабіль]]
[[bg:Автомобил]]
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