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▼ 電気自動車 の解説を表示▼
'''電気自動車'''(でんきじどうしゃ。[[英語|英称]]:''electric vehicle''; '''EV''')とは、[[電動機]](モーター)を動力発生源として推進する[[自動車]](軌道不要の車両)。
走行中に外部からの[[エネルギー]]供給を受けへん電気自動車については「[[電池自動車]]」を参照。内燃機関とモーターを[[並列]]的に用おる自動車については「[[ハイブリッドカー]]」を参照。内燃機関とモーターを[[直列]]的に用おる自動車については「[[ガスタービン|ガスタービンエレクトリック]]車」「[[ディーゼル・エレクトリック方式|ディーゼルエレクトリック]]車」を参照。
== おーまかなトコ ==
走行時にモーターに[[電力]]を供給する装置が自動車に搭載されておる[[電池自動車]]と、搭載されてへんもんに分かれる。
電池自動車は、外部の[[発電機|発電装置]]から電力を供給し、それを[[二次電池]](蓄電池)に蓄えて走行時にモーターに供給する二次電池車が一般的であるんや。内部に発電装置を搭載する例としては、[[太陽電池]]を搭載する[[ソーラーカー]]、[[燃料電池]]を搭載する燃料電池車があるんや。
走行時に外部からモーターに電力を供給する自動車には、[[架線]]を用おる[[トロリーバス]]やらなんやらの[[架空電車線方式|架線式]]電気自動車、その架線を地中化するために開発された非接触(インダクティブ)充電式[[ハイブリッドカー]]があるんや。
[[ガソリンエンジン]]や[[ディーゼルエンジン]]やらなんやらの[[内燃機関]]を動力源とする自動車とは異なり、電気自動車はじぇったいしも[[変速機]]が必要ではおまへん。また[[原動機]]の始動に外部からの動力(補助動力装置)も必要とせん。やからに電池式電気自動車は構造が比較的単純なんやし、自動車の黎明期から今日に至るまで[[遊園地]]の[[遊具]]、[[フォークリフト]]、[[ゴルフカート]]にようけ使用されてきたちうわけや。せやけど、二次電池は出力や稼動時間あたりの重量が大きく、コストも高く、寿命も短かったちうわけや。また、急速な[[充電]]を避ける必要もあり、長い充電時間も短所として捉えられはる。そのため長い歴史を通じて交通機関の主流にはなりえへんかったちうわけや。
近年、[[鉛蓄電池]]よりも軽量で、かつ、大電力を蓄電できる[[リチウムイオン電池]]の発展があり、電気自動車が注目されてんねんようになってきたちうわけや。国レベルでは、[[地球温暖化]]問題に関する[[京都議定書]]の[[二酸化炭素|CO2]]排出削減目標を達成するため、せやへんかったら、[[安全保障]]上、産出国が局在する[[化石燃料]]への依存を減らすために電気自動車の実用化に力をぶちこむようになりよったちうわけや。消費者側では、{{jdate|2008}}の夏にかけて[[原油価格]]急騰し、[[ガソリン]]価格も上昇したため[[燃費]]のええ自動車への需要が高まり、電気自動車への関心が高まっておる。
せやけど、[[大型自動車|大型車]]を電気自動車にするには、走行に支障が出るほどの大量のバッテリーを搭載しなうてはやったらへんし、また、あんまりにも高価になってまうやらなんやら、現在の技術ではみなの車種を電気自動車に移行出来へん。そやから、[[軽自動車]]クラスで[[電池自動車]]、普通乗用車は[[プラグインハイブリッドカー]]、[[貨物自動車|トラック]]・バスやらなんやら、大型車の電動化は走行中に[[集電装置|集電]]するハイブリッド[[トロリーバス]]やらなんやら[[架空電車線方式|架線式]]電気自動車が注目されておる。
== 種類と長所・短所 ==
===主に乗用車用===
==== 電池式電気自動車 ====
蓄電池に充電して[[電動機]]を駆動するタイプ。古くさかいあり、改良されてきたちうわけや。リチウム電池の性能・コストは、現在の2 ~ 3倍程度の改善を目指して開発が進行しとり、部品点数も少なくすむため、将来的には普通乗用車でも[[プラグインハイブリッドカー]]より安価になるかもしれへん。せやけど[[貨物自動車|トラック]]やバスが動かせる段階に到達するには、価格が1/50以下に下落せんかぎり、架線式との価格競争はできへん。
;長所
*騒音が極少へん。
*架線を敷設する費用が掛からへん、美観上好ましく、車両に集電機がいらへん
*走行時にCO2やNOxを出さへん。充電電気製造のCO2発生は、小型の電気自動車走行1kmあたり40g(一方、小型ガソリン車の場合170g)。
*安価で余力のある深夜電力によちう、自宅で充電できる(1km走行で電気代は約1円)
*2008年で電気走行代は非課税やったら石油走行の10-15%(1km走行で[[ガソリン]]代は約15円:[[燃費]]が10km / Lの場合)
*電池式自動車については[[三菱自動車工業|三菱自動車]]、[[日産自動車|日産]]、[[トヨタ自動車|トヨタ]]やらなんやらが2010年代の一般家庭向け販売(価格は250万円以内を予定、三菱は[[PSA・プジョーシトロエン]]にも[[OEM]]供給)を公表しておる。
*部品点数がハイブリッドカーはもちろん、内燃機関車よりも少なく([[トランスミッション]]・[[ラジエター]]やらなんやらが不要)システムが単純化できるため、故障のリスク範囲も減らせる。技術革新で電池コストが下がればプラグインハイブリッドカーより安価になる可能性があるんや。
;短所
*取り出せるエネルギーあたりの重量が、石油系[[燃料]]に比べ、どエライ大きい。
**[[車両総重量]]20tトラックの場合、現技術では電池だけでも5t程度となり、大型車に向かいへん
*高価な電池が必要である(下記資料で4万円/kwh・20kwh電池で80万円)
*自動車寿命より電池寿命の方が短く、電池を何度か交換せなやったらへん。
*一充電あたりの航続距離が短い
*長距離走行のためには急速充電スタンドの全国規模での充実が必要やけど、未整備。
*[http://www.nedo.go.jp/informations/events/190710/shiryou/oral12-3.pdf 自動車用電池のコスト/エネルギー密度資料]
==== [[プラグインハイブリッドカー]]====
基本は[[ハイブリッドカー]]やけど、[[二次電池|蓄電池]]容量をハイブリッドカーと電池自動車の中間の大きさとし、非使用時にあらかじめ充電しておく事で短距離は電池自動車として活用する形式。家庭電源が利用可能で、どこでも充電できる簡便性を狙っておる。例うたら[[トヨタ・プリウス]]プラグインハイブリッドでは、電池容量が2.6kwhなんやし、最大13kmの電池走行が可能であるんや。したがって買い物やボウズの送迎程度やったら燃料を使わんと走行できる。ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要はトラックに比べ短距離利用が多いゆう乗用車の特性に目を付け、電動走行を短距離利用に絞って電池コストを切り詰めた「電池自動車」と「[[ハイブリッドカー]]」の交配種であるんや。
;長所
*ガソリンスタンドを利用可能で、充電スタンド整備が進むまでは便利
*電池での長距離走行を妥協しておるさかい、電池コスト/重量が電池自動車の1/8の10万円/36kgで済む。そのため電池価格低下までは総合経済的に有利と見られておる
*電池自動車より大型の乗用車で有利
*燃料走行やったらガソリン車と同等以上の航続性能
;短所
*13km程度以上の走行は[[ハイブリッドカー]]と同程度に環境負荷があるんや。せやけど、[[バイオ燃料]]やったらば[[カーボンニュートラル]]である
*長距離走行・持続大出力が必要なバス・トラックには使えへん
*電気自動車と内燃車の双方の機構が必要で、部品点数が多いため、電池のコストダウンが進んや場合はコスト的なメリットは疑問
==== 水素燃料電池自動車 ====
水素[[燃料電池]]で発電して電動機を駆動するタイプ。水素を直接[[燃焼]]に利用する[[水素自動車]]とはエネルギーを取り出す方法が異なる。
;長所
*他の方式の水素自動車と同じ長所
**自然エネルギー発電の利用により、水素は水から無尽蔵に生産できる
**走行時にCO2やNOxを出さへん
**航続距離が電池式電気自動車より長い
*水素燃料電池自動車固有の長所
**内燃水素自動車より燃料を節減できる
;短所
*他の方式の水素自動車と同じ短所
**インフラ整備に費用が掛かる
**車上有効スペースの減少と重量の増加([[水素吸蔵合金]]タンクや高圧水素タンクを搭載するため)
*水素燃料電池自動車固有の短所
**[[触媒]]に用おる[[白金]]やらなんやらにより燃料電池自体が高価となり、内燃水素自動車より取得費用が掛かる。(水素燃料電池車の車両価格は1千万円以上)
**科学変身を利用する発電のため、[[イオン交換樹脂]]の劣化による性能低下が避けられへんし、数年毎に燃料電池の交換が必要
***※参考:[[ホンダ・FCXクラリティ]]
==== アルコール燃料電池自動車 ====
[[アルコール]]を直接燃料電池に供給するもんと、燃料改質器を用いてアルコールから水素を得て、水素[[燃料電池]]に供給するもんがあるんや。発電以降のシステムは、[[電動機]]を駆動する電気自動車とほぼ同じ。
[[アルコール燃料|アルコールを燃料]]として直接[[内燃機関]]で[[燃焼]]させる自動車とは異なる。
;長所
*電気自動車と設計の共通化が図れる
*他の方式のアルコール燃料自動車と同じ長所
**[[火災]]の際は[[水]]で[[消火]]できる
**アルコールは既存のガソリンスタンドで給油可能
**航続距離が電池式電気自動車に比べて長い
**燃料価格は比較的安い(下記は2008年現在)
:*[[天然ガス]]/[[酸素]]、[[製鉄業|製鉄]]排出ガス由来の[[メタノール]]はガソリン熱量/国税等価で140-150円/[[リットル|L]]
:*[[バイオエタノール]]やったらCO2を増やさへんし、ガソリン熱量/国税等価で180円/Lから140円に下落しつつある
;短所
*他の方式のアルコール自動車と同じ短所
**アルコールの製造段階でCO2が発生する
**アルコール燃料はガソリンや[[軽油]]に比して引火可能な対空気混合比の範囲が広く、安全性が劣る
**[[メタノール]]は[[金属]]を[[腐食]]させる / 取り扱いに資格が必要
*アルコール燃料電池自動車固有の短所
**燃料改質器にスペースをとられはる
**改質の際、CO2と熱が発生する
**燃料電池スタックが高価である
**アルコール直接供給式燃料電池は水素燃料電池よりも寿命が短い(腐食性が原因)[[http://okwave.jp/qa3614172.html エタノール改質燃料電池車の問題点]]
===主に大型車向け===
==== 架線集電式[[ハイブリッドカー]] ====
{{see|トロリーバス}}
幹線道路では[[架空電車線方式|架線集電]]で[[電動機]]を回し、支線では[[内燃機関]]と[[トランスミッション]]で走行するタイプ。
[[トロリーバス]]は[[都市]]部の[[交通機関]]として古くさかい実用化されとったが、[[架線]]のある所以外では走れへんことやらなんやらから、普及が限られており、[[ディーゼルエンジン]]を搭載したバスの性能向上により廃れた国も多い。せやけど近年、ハイブリッドカーに[[集電装置]]を取り付け、架線のへん所も走れるトロリーバスが開発され、見直されておる。
技術的には、高価で重く寿命の短い[[二次電池]]が不要で、長時間にわたり大出力を発揮できることが長所で、[[変電所]]と架線・架線柱の設置や、その保守費用、街の景観に与える影響やらなんやらが欠点であるんや。
;長所
*電池が少容量(小型)やみ、重量・コスト面で有利。(電池式 = 純電気[[大型自動車]]の場合、電池代だけで1600万円といわれておる)
*大出力が可能であるため、CO2排出・石油消費で大きな比率を占めるバス・トラック等の大型自動車輸送の電動化に適用可能
*持続的に大出力を発揮可能
*ガソリンスタンドで給油可能
*車両コストはハイブリッドと大きく変わらへんし、数百万から数千万円やむ
*架線のある幹線はガソリンより安価な電気が使え、車両からのCO2排出も無い
*架線集電では航続距離の制限が無い。支線での航続距離も電池式に比べ、大きい
*電池式電気自動車に比して電池が小さいため車両が軽くなり、エネルギー消費とCO2排出が低減できる
*[[トロリーバス]]で十分実績があるんや。
*走行エネルギーコストが非課税ベースで電力は石油の10-15%である
;短所
*架線の問題
**高速道路上の架線を社会が受容する必要あり、美観への影響と安全性が問われる
**架線敷設の為、どへんなんや低く見積もってもkmあたり2 ~ 3億円のイニシャルコストが必要
**通常の架線で交通集中に見合う電気容量が確保できる保証が無い
**架線保守要員が必要
**溶断、破断による新たな危険
**整備不良車による他車や設備へのリスクが大きい
*集電走行中は決められはった車線以外への変更がトロリーポールの場合は困難
*架線なしの末端道路ではエンジンを動かすので従来と同様にCO2やNOxが排出される。
;現状
*架線式の最大の欠点やった「架線のへんトコは走れへん」ことがハイブリッド化によって克服されうる事やらなんやらもあり、[[オーストラリア|豪州]]や[[アメリカ合衆国|米国]]や[[ヨーロッパ|欧州]]の一部で公共バスを中心にトロリーバスが見直され、ハイブリッドバスと影響融合しながら拡大しておる
*都市間道路に架線が無いゆうインフラの問題で(ハイブリッドトラック/乗用車が実用化されておるにもかかわらず)集電式ハイブリッドバスによる大型自動車輸送電化は、2008年現在トラック/乗用車に応用されておらへん。
*[[トロリーバス]]
*デュアルモードトレーラー[http://shiga-unso.co.jp/DMT2.pdf デュアルモードトレーラー])
*[http://www1.tmtv.ne.jp/~aoki/thrush/0803us.htm ボストンのハイブリッドトロリーバス]
==== 非接触充電ハイブリッド車 ====
thumb
道路に埋め込まれた誘導[[コイル]]で走行中や停車中に車載電池に充電するっちうことで電池容量(重量とコスト)を抑えつつ、長距離の電池走行を可能とし、支線はエンジンで駆動するタイプ。市内走行向けの[[路線バス]]の電化に最初の適用が期待されておる。充電コイルの市内設置が進めばトラックの市内走行電化にも応用できると目されておる。
;長所
*重く高価で寿命の短い電池を節約できる
**電池コストは走行途中充電せん電池自動車より大きく減額が期待できる
*ガソリンスタンドでの給油が可能
*大型車両に向く
*コイル充電装置のある区間は化石燃料より安価な電気が使え、車両からのCO2排出も無い
*コイル充電装置のある区間では航続距離の制限は無い。支線の航続距離も大きい
*電池が小さうてもよいさかい、電気自動車の中では架線式に次いで車両が軽くなり、エネルギー消費とCO2排出が節約できる
*[[架線]]や[[集電装置]]が不要で、景観・美観上優れる
;短所
*インフラ整備に費用が掛かる
**変電所の建設や地中コイルと給電設備の敷設が必要
**給電システムの保守要員が必要
*昼間走行の場合、夜間電力が使えへん(電池式は夜間蓄電・昼間走行が可能)
*架線なしの末端道路ではエンジンを動かすので従来と同様にCO2やNOxが排出される。せやけどバイオ燃料の場合は[[カーボンニュートラル]]でCO2の問題は少へん。
*現状では走行中の充電が不可能。バス停やらなんやら、停車中しか充電できへんし、事実上バス専用で、トラック等には向かいへん。1充電あたりの走行距離も15km程度である
*給電サービスへの課金システムが必要となる
[http://www.mlit.go.jp/kisha/kish2008年9月9日0206_3/01.pdf 非接触充電式ハイブリッドバス]
== 駆動系の配置による分類 ==
thumb
電気自動車は電動モーターを含む駆動系の配置によりいくつかに分類できる。
通常のガソリンエンジン車に最もねき、比較的簡単な改造によってエンジン部分を積み替え、[[プロペラシャフト]]や[[差動装置|デフ]]やらなんやらをそのまんま使用するもんから、駆動タイヤねきにモーターを配置し、場合によっては減速[[歯車|ギヤ]]を介して駆動輪に接続するもん、ほんで、最も従来の自動車とは異なる駆動系の配置となるインハブ・モーターを持つもんやらなんやらがあるんや。図では簡単のために後輪のみの[[二輪駆動]]で示したが、[[前輪駆動]]やエリーカのような[[四輪駆動|総輪駆動]]も可能[船瀬俊介著 『疾れ!電気自動車』 築地書館 2004年7月14日初版発行 ISBN 4806712906]であるんや。
== 電池式電気自動車の環境性能 ==
=== 利点 ===
電気自動車は「[[排気ガス|有害排出物]]が無く(ゼロエミッション)、環境にやさしい」と考えられており、局所的な大気汚染の緩和策には有効であるんや。また、[[原子力発電|原子力]]・[[風力発電]]との組み合わせによりCO2削減にも有効と見られておる。また騒音源である[[内燃機関]]を搭載しておらへんため、一般に音が静かであるちう特徴もある反面、自動車の接近に気づきにくく危険なんやし、なんらかの形で車の接近を知らせる仕組みが必要ちう意見もあるんや。
発電所発電からの全体を考慮した電気自動車の[[エネルギー効率]]については、最新の[[火力発電所]]やらなんやらの発電効率が高く、廃熱利用を含め、60%程度の熱効率を実現する発電所も増えておるため、送電効率・充放電効率・動力変換効率やらなんやらを含めても、[[内燃機関]]自動車に比べて高い効率が実現できるとされる。例うたら[[東京電力]][[川崎火力発電所]]の一部の[[発電機]]では[[コンバインドサイクル]]を導入し、最大59%の熱効率となっておる[[http://www.tepco.co.jp/kawasaki-tp/news/004_382-j.html TEPCO 川崎火力発電所]]。[[電動機|電気モーター]]は起動から最大[[トルク]]を得ることができ、損失の発生する[[トランスミッション]]やらなんやらを用いず直接車輪に動力を伝達でき、これを生かした技術としてインホイールモーター(またはハブインモーター)と言われる、モーター軸にホイールを取り付けて動力伝達ロスを最小限にする技術が存在する(実際には、インホイールモーター内に減速ギアを用いておる例があるんや。ダイレクトドライブインホイールモーターと言われる、完全にトランスミッション機構を廃したインホイールモーターも一部で研究開発されておる[[http://www.toyodenki.co.jp/html/giho/giho113/s11321.pdf 22.5インチホイール組込形大型バス用インホイールモータシステムの開発]([[東洋電機]]技報 第113号(2006年3月)P.9])。
そのため[[慶應義塾大学]]電気自動車研究室の試算では、電気自動車の電力をずぅぇえええぇぇええんぶ火力発電でまかいなりよったと仮定したかて、ガソリン車よりも3~4倍、総合効率で優れるとされておる(ねちっこくは[[エリーカ]]を参照)。また電気はあらゆる[[発電]]方法から得られはるちう特性を生かして、[[燃料電池]]・[[風力発電]]・[[太陽光発電]]やらなんやら、発電時に[[二酸化炭素]]を出さへん手法も活用できる。[[太陽電池]]を車両に搭載し、走行電力の一部をまかいなうことも可能である([http://www.venturi.fr/electric-vehicules-eclectic-design.html 例]、[[ソーラーカー]]の項も参照のこと)。
やまとで電池式電気自動車を使用する場合、深夜電力を使用して充電するっちうことが考えられはる。やまとにおいては、8000万台の比較的高性能な[[プラグインハイブリッドカー]]や電気自動車が普及した場合、出力調整のややこしい原子力発電所の深夜余剰電力の有効利用につながり、またガソリン使用量の7割を削減できると試算されておる[[http://criepi.denken.or.jp/research/news/pdf/den433.pdf 電中研ニュースNo.433, 2006年9月]]。電力に占める原子力や[[再生可能エネルギー]]の利用割合が増えることで、さらに[[温暖化ガス]]の排出量削減が出来よると見込まれておる。
=== 欠点 ===
;バッテリー
:[[重金属]]・[[希土類]]や化学物質やらなんやらを多量に消費するバッテリー(二次電池式)を、ハイブリッド車よりも遥かにしこたま搭載するっちうことから[[ライフサイクルアセスメント]] (LCA) の観点からの問題も指摘されておる。実際に公益法人やらなんやらで使われとった軽バンEVでは重いバッテリーを搭載し、重さにより車体が極端に損傷したため僅か4,000kmで廃車された例もある(その際[[大型自動車]]用の大型バッテリーを多数廃棄)。比較的新しいタイプのEV(Ni-MHバッテリー搭載)でも2年以内に1回交換を行っておる。これらの問題があり、旧世代の電池自動車の評判は芳しくへんかったちうわけや。
;電力供給問題
:夜間は[[原子力発電]]能力が過剰気味となるさかい、電力供給不足の不安は無い。現在[[揚水発電]]で消費されておる電力を有効活用できるが、将来電力使用量が増えれば電力料金が高騰する(深夜電力割引が廃止されるやらなんやら)可能性はあるんや。
;走行可能距離
:ガソリンと標準的容量の[[リチウムイオン電池]]では質量あたりのエネルギー密度(取り出せるエネルギーに対する[[質量]])は約100倍の差があり、仮に電池のエネルギー密度が2倍になっても50倍もん差があることになる。せやけどながら、内燃機関自動車の[[熱効率]]は15%にも満たへん場合が多いが、電気自動車では80%以上であるため、ガソリンと同等の質量のバッテリーを搭載した場合、ガソリン車の1/20~1/15の距離の走行が可能となる。せやけどその程度の航続距離ではアホでも使えるようとはいえへんし、実際にはようけの電池を搭載する必要があるんや。ガソリン車と同等の航続距離を得るには、ガソリンの搭載重量を50kgとした場合、700kg以上もん電池が必要であるんや。せやけど、電気自動車は[[アイドリング]]が無く、[[回生ブレーキ|回生制動]]による効率向上や排気管や[[ラジエター]]を持たへんことによるボディの平滑化による[[空力|空気抵抗]]低減も可能なんやし、効率的に設計した場合はそれほど大量の電池は必要があらへん。モーターや[[インバータ|インバーター]]はエンジンほどの重量物やのうて、コンパクトであるため、ボディ設計を専用にして効率化したら電池の重量増をある程度は打ち消すことは可能であるが、ボディ素材を([[アルミニウム合金|アルミ]]やらなんやらに)変更せん限り数百[[キログラム|kg]]の重量増は避けられへん。現在市販が予定されておる[[軽自動車]]枠の電気自動車は、ガソリン車と共用の[[プラットフォーム]]なんやし、搭載スペースや各部の[[強度]]の関係で電池容量の増大はややこしいため、160km程度の航続距離となっておる。せやけど、1日あたりの走行距離が100kmに満たへん乗用車ユーザーはどエライようけ、実用上許容できるもんやあるんや。電気自動車の市販を予定しておるメーカーも、開発時のコストと期間を減ずるため、ガソリン車の仕様変更による妥協を行っておる都合上、電気自動車の利点を生かしきれておらへんし、商品性の面では航続距離は明らかに不足しておる。将来的には電池のエネルギー密度増大に頼るのみでは限界があり、どこぞの時点で電気自動車専用のプラットフォームを開発するっちうことが必要となる。また、[[燃料電池]]自動車と比較では、1充電で350km走行できる小型自動車で電気自動車と燃料電池自動車を比較すると、電気自動車でのリチウムイオン電池では 100Wh/kg, 100Wh/L が必要となり、容積450Lで重量は450kgとなるんに対して、燃料電池自動車では高圧水素タンクが35MPaで容積150Lで重量は80kgとなる。。[「ほんでも水素はなくんやったらへん」 日経エレクトロニクス 2008年6月2日号]燃料電池車は回生ブレーキや急加速のアシスト用にリチウムイオン電池が不可欠で、さらに燃料電池スタックの重量もあるため、決して軽くはやったらへん。せやけど、水素量を増やしたら航続距離が伸びるメリットは、特に大型車で生きてくる。これに価格や充電時間、電気や水素の供給方法、燃料電池スタックの寿命、路上での[[冗長性]](バッテリー上がりトラブルやらなんやら)の長所短所が考慮される。
== 電気自動車の運用コスト ==
内燃機関自動車の運用コストと同様に、
*ユーザーレベルのコスト:走行距離あたりのエネルギー料金のみやのうて取得から廃車までの全経費
*社会全体でのコスト :インフラ整備および維持のコスト、保安コスト
を考慮しなうてはやったらへん。
2008年現在は、電気自動車が内燃機関自動車に比して優位にある用途は、上記の[[フォークリフト]]やらなんやらへんな風に限定されておる。
== 希少元素問題 ==
電気自動車の製造には下記の[[レアメタル]]や[[希土類|レアアース]]が必要であるんや。その資源は[[中華人民共和国]]・[[チリ]]やらなんやらに偏在しておる。そやから、もし将来電気自動車の生産が本格化したら資源獲得競争や、産出国による大幅な値上げやらなんやらが予想されるため、原料[[リサイクル]]や政府による危機管理策が求められておる。
1)リチウム
軽量・大蓄電量のリチウムイオン電池に使用。主たる生産国/埋蔵国は中国とチリであるんや。リチウムイオン電池におけるリチウムの使用量はわずかであるため大きな問題にはやったらへんが、他の用途も視野に入れた場合は大幅な価格高騰も考えられはる。
[http://www.jetro.go.jp/biz/world/cs_america/cl/stats/pdf/lithium.pdf リチウム生産/埋蔵量統計]
2)希土類(レアアース)
[[超伝導]]に次いで軽量・大出力の電動モーターであるんや、[[ネオジム]]永久磁石同期電動機を作るために使用。現在販売中のハイブリッドカーでもこの磁石が採用されており、電気駆動の車全般で希土類の高騰の影響を受ける。磁石メーカーはリサイクル技術の確立に力を入れておる。中国に偏在するため、近年価格が高騰しておる。
[http://homepage3.nifty.com/bs3/Magnet/basic/rawm.html 希土類埋蔵量]
これを受けて2008年、日立は希土類磁石を使用せんモーターの開発に成功したちうわけや。[http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20081110/111219/]
== 充電インフラ ==
電気自動車を普及させる上で、街中や高速道路のサービスエリアで急速充電できる設備の充実が欠かせへん。やまとにおいては都市部ではマンション住まいやらなんやらで賃貸駐車場の利用者がようけ、[[駐車場]]に電源が無い現状では家庭のコンセントで充電ができる割合はそれほど高へん。旅行やらなんやらの際に長距離走る場合にも当然継ぎ足し充電が必要があるんや。国内の[[エコ・ステーション]]の定義に電気自動車用の充電所が含まれておるが、現時点ではそへんな風な設備はほとんどへん。
せやけどながら、電力線があれば充電設備の設置は可能である点で、燃料電池自動車の水素供給インフラよりインフラ構築が行いやすい。水素スタンドは水素の生成方法にもよるが、安全性を確保する上で立地やタンクの設置方法、安全装置やらなんやら多数の制約があるんや。水素スタンドの建設費用は現状でガソリンスタンドの約3倍のコストがかかり(ガソリンスタンドの建設費用は約1億円、水素スタンドは約3億円であるんや)、[[タンクローリー|タンク車]]による出張充填の場合もそれなりの費用負担が発生する。それに比べると、電気自動車用の急速充電器は開発中のもんでも1基300万円程度なんやし、大きさも家庭用[[冷蔵庫]]程度の大きさなんやし、設置場所の制約が少なく、水素スタンドよりは設置しやすいことは自明であるんや。せやけど、急速充電時間が15分やったとしたかて、給油時間を5分と考えるやったら、回転効率は1/3なんやし、給油機器の3倍もん数の充電機器があらへんと充電待ちで時間を費やすことになってまう。そういった事情があるため、ガソリンスタンドの延長線上とは別のアイデアが過去にも模索されてきたちうわけや。
せやけどながら急速充電を行う設備は1台分で数十KWの供給容量がある電源供給設備が必要で簡単にぬかすと電柱に取り付けてある変圧器1基で1~2台分しか供給するっちうことが出来へん。 また各電力会社の供給約款では設備容量50Kw以上の場合高圧供給となるため更に高圧受電設備の費用500万~1000万円と電力基本料金が1KWあたり1000円程度掛かるためどエライ負担が重なる
やまとの[[パーク24]]のごく一部や、アメリカの一部の州でもショッピングセンターやらなんやらに充電設備を設置して電気自動車の利用を促進しようゆう動きがあったが、肝心の電気自動車がそれほど走らず(売られておらず)使われんと放置されたに等しい状態となっとったこともあるんや。こら電気自動車の世界では大きな問題なんやし、充電設備が普及せんさかい電気自動車を普及できへん、逆に電気自動車が普及せんさかい充電設備が普及せんゆう、ややこしい問題となってもうておる。これを政策的にどう展開するかが電気自動車の普及にはかかっておるといえる。
この問題に対し、2010年以降に電気自動車を順次展開を発表した[[日産自動車|日産]]は、充電スタンドの整備運営をする米国ベタープレイス社と組んでインフラ整備とセットで、さらに政府や自治体による助成金や優遇税制の導入とセットでの電気自動車発売を計画しておる。ベタープレイスでは、電力の補給を、車両に搭載された電池への充電やのうて、[[カートリッジ]]式の電池を交換する方法を想定しとり、充電時間の問題を解決できるとみておる。また、過去に成功を収めた[[携帯電話]]のビジネスモデルに倣い、電気自動車の車両本体はユーザーにタダで提供し、電池の利用に応じた料金収入による経営とする方針を打ち出しておる。
また、電気自動車を充電できる車止めを、福岡県飯塚市の有限会社MEC(親会社「三国道路工業」)が開発し、特許を取得したちうわけや。電気自動車は家庭用電源からも充電できるが、建物から電気を引いた場合、人がコードに引っかかる可能性があるんや。この特許発明の車止めは、電気ケーブルを地中に埋め、自動車は最短のケーブルで車止めのコンセントから充電ができる。
== 歴史 ==
=== 黎明期 ===
電気自動車の歴史は古く、初の電気自動車は、最初のガソリンエンジン車([[1891年]])の5年前に英国で登場したちうわけや。[[1899年]]にガソリン車よりもはよ初めて100km/hを突破するやらなんやら当初は有望視され、自動車の黎明期には[[蒸気機関]]・内燃機関と動力源の覇権を争っとったちうわけや。ハブにモーターを搭載した[[インホイールモーター]]の原型とも言える[[四輪駆動|4輪駆動車]]を当時ローナー社在籍の[[フェルディナント・ポルシェ]]が、[[1900年]]のパリ万博に出展したちうわけや。
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アメリカでも発明王[[トーマス・エジソン]]が電気自動車の改良と普及に努めとったが、広大な国土を持つアメリカでは航続距離の短さが克服し難いネックとなり、やがて彼の元で内燃機関を研究しとった[[ヘンリー・フォード]]による[[フォードT型]]の成功により自動車市場は完全に内燃機関自動車に支配され、イギリスでのミルク配達用や屋内用の[[フォークリフト]]等、一部を除いて電気自動車は一旦市場から姿を消す。やまとでも戦後、ガソリンの入手が困難やった時期にたま電気自動車等、数社から電気自動車が販売されとったが、[[朝鮮戦争]]による鉛の価格の上昇やガソリンの入手性が向上した事により姿を消したちうわけや。
=== 石油ショック ===
もっかい脚光を浴びるんは先進国でモータリゼーションが進んや[[1970年代]]であるんや。[[オイルショック]]による石油資源依存のエネルギーセキュリティ懸念や、排気ガスによる局地的大気汚染(公害問題の深刻化)の解決策として電気自動車が提案されたちうわけや。やまとにおいては[[経済産業省|通商産業省]](当時)主導の電気自動車研究開発プロジェクト(通称:大プロ)が実施され、[[ホンダ]]を除く国内全メーカーが電気自動車を開発したちうわけや。せやけど主に[[鉛蓄電池]]を用いた電気自動車は性能を確保できぬまんま、石油確保の政治的解決やガソリン自動車の排気ガス浄化性能の向上に伴い、電気自動車はもっかい姿を消す。
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=== ゼロエミッション規制 ===
次に状況が変身するんは[[1980年代]]後半、CARB(カリフォルニア大気資源局)のゼロエミッション規制構想時であるんや。こらカリフォルニアで販売する自動車メーカーは一定台数、有害物質を一切排出せん自動車を販売せなやったらへん、ちう規制の構想やったちうわけや。これに対応できるんは電気自動車と考えられはったちうわけや。大プロ時期に比べ、鉛蓄電池から[[ニッケル水素電池]]とゆうた技術の進歩もあり、実際に[[トヨタ自動車|トヨタ]]のRAV4EV、ホンダのEV-PLUS、[[ゼネラルモーターズ]]の[[GM・EV1|EV1]]やらなんやらの限定販売・[[リース]]が開始され、電気自動車の本格普及も近い思われたちうわけや。せやけど鉛蓄電池に比べニッケル水素電池はエネルギー・出力密度に優れてはいたが、ほんでも電気自動車は充分な性能(航続距離・充電時間・耐久性・車両価格やらなんやら)を確保でけへんかったちうわけや。当時は[[リチウムイオン電池]]を採用可能やったんは1997年[[日産・リバティ|プレーリージョイ]]EV、1998年[[日産・ルネッサ|ルネッサ]]EV(北米仕様はアルトラEV)、2000年[[日産・ハイパーミニ|ハイパーミニ]]を発売した[[日産自動車|日産]]しかいへんかったちうわけや。ハイパーミニはアルミスペースフレームによる超軽量ボディとリチウムイオンバッテリーを採用する意欲作ではあったが、車両価格が362万円と高価で、且つ[[インフラストラクチャー|インフラ]]整備も整わへんかったさかい普及には至らへんかったちうわけや。
=== 燃料電池 ===
これ以降、自動車メーカーのようけは、電気自動車の欠点であるエネルギー密度の問題を解決するため、充電時間の制約が無い燃料電池を搭載した燃料電池自動車の開発に傾注し、[[2002年]]の燃料電池自動車、[[ホンダ・FCX]]や、[[トヨタ・FCHV]]の[[リース]]開始に繋がっていく。また、これと並行してトヨタとホンダは、内燃機関で走行する自動車の利点に加え、電動機やバッテリーの特性を利用したハイブリッドカーを開発、[[1997年]]の[[トヨタ・プリウス|プリウス]]や、[[1999年]]の[[ホンダ・インサイト|インサイト]]の発売につながったちうわけや。
== 2007-2009年 現在 ==
バッテリーの問題について、今日には変身が見られはる。モバイル機器等で使用が当たり前になりよった[[リチウムイオン電池]]を採用するっちうことで、性能向上を果たした電気自動車が発表されるようになりよったちうわけや。リチウムイオン電池は、[[ニッケル水素電池]]より高エネルギー・高出力密度であるとされ、電気自動車の性能改善が見込まれる。充電時間についてはメーカーや研究機関で30分以下で70%の充電を可能にする急速充電技術が開発されておる。電池寿命についてはモバイル機器やらなんやらに使用されておるもんとは異なり長寿命であるんや。長寿命である要因は質量あたりのエネルギー密度がモバイル用よりも少なく、設計的に余裕があるためであるんや。下記のTesla Motorsの電気自動車では16万キロの電池寿命と発表しておる。やまとでは、自家用車の場合20万キロに及ばへんうちに廃車になることが多いため交換は必要へん思われるが、30万キロ以上使うこともある商用車やらなんやらの用途では途中で交換が必要やといわざるをえへん。
充電時間の長い二次電池を使用せへんし、動力源に[[絶縁]]性能を改善した[[コンデンサ|キャパシタ]]を用いた試験では、重量1.5tクラスの車両やったら、100km/hの定速運転で700km以上の航続距離を達成するっちうことが既に可能であると報道された[[http://wiredvision.jp/news/200709/2007090723.html 「5分の充電で800km」新キャパシタ電気自動車] 2007年9月7日 WIRED VISION]。短時間の充放電が可能なキャパシタは[[回生ブレーキ]]で発生した電力の有効な回収手段としたかて注目されており、[[日産ディーゼル工業|日産ディーゼル]]が開発中である[[http://www.nissandiesel.co.jp/capacitor/truck.html 世界初の「キャパシターハイブリッドトラック」] [[日産ディーゼル工業]]]。
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[[慶應義塾大学]]電気自動車研究室が開発した[[エリーカ]]では、既に370km/hの最高速度と4.1秒の0-100km/h加速が達成されており、内燃機関車両に比べシンプルな駆動系で高い動力性能が引き出せることを実証したちうわけや。
[[1990年代]]以降の電気自動車の性能の向上(および量産ハイブリッドカーの登場)には、電源であるバッテリの性能向上のほかにも、電気エネルギーの使用効率を高められはる[[インバータ]]による[[可変電圧可変周波数制御]]といった、[[パワーエレクトロニクス]]の発達による要素も大きい。
従来電気自動車は、パワー・航続距離が不足しておるため、短距離を走るシティコミュータやらなんやらが使用法として考えられてきたが、上記のような性能の車が発表されたことから、よりどエライ昔のもんと比べ高性能な電気自動車を作れる可能性が出たため、もっかい電気自動車を見直す動きが見られ、開発を宣言する自動車メーカー([[富士重工業]]・[[三菱自動車工業]]やらなんやら)も現れておる。
トヨタはハイブリッドカーのバッテリーを大幅に大容量化し、外部からの充電を可能とする[[プラグインハイブリッドカー|プラグインハイブリッド]]を開発中であるんや。
[[2007年]]の[[北米国際オートショー|デトロイトオートショー]]で、電気自動車に近い構造を持つコンセプトカーが展示された[http://www.drivingfuture.com/show/2007_detroit/article/010.html]。電気自動車の構造に発電用内燃機関エンジンを組み合わせた[[シリーズハイブリッド]]方式のもんであるんや。[[シリーズハイブリッド]]方式は、[[ゼロスポーツ]]が特許を持っておる方式で、他にもホンダのパラレルハイブリッド方式や、トヨタのシリーズ・パラレル複合ハイブリッド方式もあるんや。
シリーズハイブリッドは「自動車を電池で走らせるにはコスト・重量的に問題があるため、別動力(内燃機関)で発電し、航続距離を確保する」ちう発想、プラグインハイブリッドは「(内燃機関と電池を使う)ハイブリッドカーに、一定距離の間EVとして走行可能な機能を付与」ちう発想のもさかい、[[トヨタ・プリウス|現在市販されておるハイブリッドカー]]とは若干コンセプトが異なる。
また、従来のバッテリーよりもはるかに高性能の[[リチウム・空気電池]]の開発も進みつつあるんや。[http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2009/pr20090224/pr20090224.html][http://www.designnewsjapan.com/content/l_news/2009/02/o14nbe000001i82r.html]
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米国では、'''[[テスラモータース]]'''(Tesla Motors)(Google社の共同創始者のSergey Brin氏・Larry Page氏やらなんやら、有名IT企業家も出資しておる電気自動車ベンチャー)により、0-60mph (0-96km/h) 加速約4秒、最高速度130mph (208km/h) 以上、航続距離250mile (400km) を達成したスポーツカータイプの、純粋の電気自動車「テスラ・ロードスター」が発表されたちうわけや。電池寿命は10万マイル(16万km)は動力性能を出来よるとしておる[[http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20369762,00.htm Tesla Motors、電気スポーツカー「Tesla Roadster」の商用生産を開始] 2008年3月19日 CNET JAPAN]。
さらに2009年3月には「モデルS」が発表されたちうわけや。こら大量生産車で、(2009年4月ごろの段階で)すでに1200台以上受注し、すでに数百台が路上を走っており、毎週25台のペースで生産しとり、予約は同年秋までようけ[http://diamond.jp/series/beyond_valley/10040/]とされたちうわけや。ファミリー・セダンタイプで、大人5人とボウズ2人が座れるちう。ごく普通の家庭用コンセントから充電可能で、いっぺんの充電にかかる時間はわずか45分で、最高300マイル(≒483km)の走行が可能やちう。
燃費がどエライ良う、トヨタの[[プリウス]]のおよそ2倍で、370km走っても電気代が500円程度で済む[http://diamond.jp/series/beyond_valley/10040/]ともされたちうわけや。
== 導入事例 ==
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電気自動車の国内における導入実例には、[[1970年]]の[[大阪万博]]の会場内輸送を担う車両の生産を[[ダイハツ工業|ダイハツ]]が担当したちうわけや。それ以来ダイハツは電気自動車の生産を継続しとり、やまとではもっともっともっとも長い歴史と経験を持つ。(2002年以降現在まで軽自動車以上の電気自動車販売を継続し、かつ、補助金対象であるんは[[ゼロスポーツ]]のみ)3輪[[オートバイ|バイク]]の[[ダイハツ・ハロー|ハロー]]や、[[商用車]]の[[ダイハツ・ハイゼット|ハイゼット]]EVやらなんやらの市販電気自動車を手がけたほか、[[自治体]]や[[特殊法人]]向けに[[ダイハツ・ラガー|ラガー]]を[[改造]]したEVを少数納入。
山梨県北杜市では、7月末から電気自動車のモデルゾーン実験を行ったちうわけや。実験では[[トヨタ車体]]([[アラコ|旧アラコ]])『コムス』、[[ゼロスポーツ]]『ゼロEVエレクシードRS』、オートイーブイジャパン『ジラソーレ』、[[昭和飛行機工業]]『e-VAN』等が採用されたちうわけや。
[[やまと郵政グループ]]の[[郵便事業会社]]は、2008年12月初旬から環境対応車両の実証実験を行ちう、郵便事業会社の保有する集配用の自動車2万1000台を電気自動車に切り替える方針を発表しておる。
そのほかでは、[[ホンダ]]が栃木県のサーキット、[[ツインリンクもてぎ]]内で提供しておる会場内専用のレンタル車輌、[[トヨタ・e-com]]や[[日産・ハイパーミニ]]やらなんやら、シティコミュータータイプの電気自動車を使用した自動車共用実験やらなんやらがあるんや。
[[image:ErecshirdRS.jpg|thumb|right|200px|ゼロEVエレクシードRS]]
また技術的に注目すべきもんとしては、NECラミリオンエナジー([[やまと電気|NEC]]・富士重工業の[[合弁会社]])が開発した5分の充電で100kmの航続距離が可能なもん、[[東京電力]]と三菱自動車が共同で開発しておる家庭で充電できるi MiEV、国内17番目の自動車メーカー[[ゼロスポーツ]](2000年に当時の電気自動車最速度276.6Kmを記録)の100V電源で家庭からの充電(プラグイン)を可能にした草分け的存在であるゼロEVエレクシードRSやらなんやらがあるんや。
他には高容量高出力低発熱のラミネート型リチウムイオンバッテリーや2軸の動力取出し可能なモーター、3次元の磁力線を効率的に使う3D薄型ディスクモーター等の技術展示をした[[日産自動車|日産]]は2010年にやまととアメリカで2011年にイスラエルとデンマークで2012年にはグローバルに電気自動車を展開する計画を発表しておる。
他に特殊用途自動車としては、[[フォークリフト]]・[[ゴルフ]][[カート]]では電動式のもんが少なへん割合を占めておる。動力つき車椅子や老齢者用カートは大半が電動式なんやし、これらも電気自動車の一種といえまひょ。実際に電気自動車の販売を行っておる[[ゼロスポーツ]]では、特定施設での高齢者や障害者向けの電動カートや、ANAとの共同開発による空港内のカートの製造を行っておる。
アチラでは[[スイス]]の観光地[[ツェルマット]]やらなんやら、内燃機関自動車の乗り入れを禁止し村内の自動車は原則としてずぅぇえええぇぇええんぶ電気自動車とされておる場所やらなんやらもあるんや。完全に定着した特殊用途自動車としてイギリスの牛乳配達用車両があげられはる。こら「早朝にエンジン車はうるさい」との苦情から発生したもさかい、鉛蓄電池により駆動する。
市販の自動車の電気自動車への改造は希に行われておる。改造電気自動車には近距離の荷物配達用バン(デリバリー・バン)や[[霊柩車]]やらなんやらの実例がみられ、珍しいトコでは[[九州電力]][[玄海原子力発電所]]見学者用のバスを電気自動車に改造。趣味性の高い方向では、[[やまとEVクラブ]]が[[マツダ・ロードスター]]のEV改造キットを発表しておる。
[[ゼロスポーツ]]は、実際に企業で現行しておる軽自動車を電気自動車へとコンバートする技術を擁し、上場企業の[[CSR]]車両の作製に取り組んでおる。
== 発売されたことのある車種 ==
*Tesla Motors・Tesla Roadster
*[[タケオカ自動車工芸]]・REVA
*[[光岡自動車]]・MC-1EV
*[[光岡自動車]]・CONBOY-88
*[[ゼロスポーツ]]・ゼロEVエレクシードRS
*[[ゼロスポーツ]]・ゼロEVセラビュー
*オートイーブィジャパン株式会社・Girasole(ジラソーレ)
*[[トヨタ・RAV4|トヨタ・RAV4EV]]
*ホンダ・EV Plus
*[[日産・プレジデント|日産・プレジデントEV]] 1991年
*[[日産・セドリック|日産・セドリックEV]] 1991年
*[[日産・アベニール|日産・アベニールEV]] 1994年
*[[日産・プレーリー|日産・プレーリージョイEV]] 1997年リチウムイオンバッテリー搭載
*[[日産・ルネッサ|日産・ルネッサEV]](北米ではアルトラEV)1998年リチウムイオンバッテリー搭載
*[[日産・ハイパーミニ]] 2000年リチウムイオンバッテリー搭載
*[[スバル・サンバー|スバル・サンバーEV]]
*[[ダイハツ・ハイゼット|ダイハツ・ハイゼットEV]]
*[[ヴェンチュリー]]・フェティッシュ/エクレクティック
*[[ゼネラルモーターズ]]・[[GM・EV1|EV1]]
*[[マツダ]]・ボンゴEV
*Modec
*デトロイト・エレクトリック
*たま電気自動車東京電気自動車 プリンス自動車の前身、戦後発売された
*[[チョロQモーターズ]]・キューノ2003年
*[[スコティッシュ・アヴィエーション・スキャンプ]]
== 脚注 ==
{{脚注助け船}}
{{reflist}}
== 関連項目 ==
;電気で動く車両
*[[ソーラーカー]]
*[[電動スクーター]]
*[[シニアカー]]
*[[フォークリフト]]
*[[ターレットトラック]] - [[築地市場]]やらなんやらで使われる構内運搬車
*[[電気バス]]
*[[MiEV]]
*[[低公害車]]
*ミニカー (車両)
;電気自動車関連の組織・企業
*[[やまとEVクラブ]]
*[[タケオカ自動車工芸]]
*[[光岡自動車]]
*[[ゼロスポーツ]]
;その他、電気自動車に関する項目
*映画『[[どなたはんが電気自動車を殺したんか?]]』
*省エネルギー電気自動車レース『[[ワールド・エコノ・ムーブ]]』
== 外部リンク ==
*[http://www.cev-pc.or.jp/ 電動車両普及センター] - [[補助金]]交付、広報やらなんやらを行う
*[http://www.jevc.gr.jp/ やまとEVクラブ] - 電気自動車の[[市民団体]]、[[自動車評論家]]の[[舘内端]]が主催
*[http://www.mitsubishi-motors.co.jp/corporate/technology/environment/miev.html 三菱自動車が目指す技術-i MiEV] - 2009年6月5日発表、7月下旬に発売予定の電気自動車
*[http://www.mitsubishi-motors.co.jp/special/eco/index.html Eco | スペシャルコンテンツ | MITSUBISHI MOTORS JAPAN]
*[http://ev.osaka-sandai.ac.jp/ 大阪産業大学EVプロジェクト] - [[大阪産業大学]]の学生らが電気自動車の研究を行っておるグループ
*[http://www.eliica.com/ 慶應義塾大学電気自動車研究室] - [[慶應義塾大学]]らが開発した電気自動車「[[エリーカ]]」の紹介
*[http://pubweb.cc.u-tokai.ac.jp/hideki/ 東海大学木村英樹研究室] - [[ワールド・エコノ・ムーブ]]用の超小型電気自動車や[[ソーラーカー]]を開発しておる[[東海大学]]の研究室
*[http://www.teslamotors.com/ Tesla Motorsの公式HP] - 米国で2007年からデリバリーするスポーツカー
*[http://www.tepco.co.jp/cc/press/06062101-j.html 東電プレスリリース-業務用電気自動車の開発について]
*[http://www.nissan-global.com/JP/ENVIRONMENT/CAR/EV/index.html 日産-環境への取り組み-電気自動車]
*[http://www.takeoka-m.co.jp/ タケオカ自動車工芸] - 富山県富山市の企業。REVA、ミリュー
*[http://www.auto-ev-japan.com/ Girasole 【ジラソーレ】] - イタリア発 100Vのelettrica(電気自動車)
*[http://vimeo.com/2033605/]ビデオ・ひまわりとぬかす名の電気自動車(ジラソーレ)
*[http://www.edisonpower.co.jp/ 株式会社エジソンパワー] - 大分県大分市の企業。スズキのアルトやトラックをEV化しておる。
*[http://www.toyota-body.co.jp/kankyo/coms/index2.html トヨタ車体株式会社] - 超小型 電気自動車 コムス
*[http://www.tk2.nmt.ne.jp/~ecochallenge/ ECOCHALLENGE]
*[http://www.zerosports.co.jp/ ゼロスポーツ]
*[http://www.showa-aircraft.co.jp/ 昭和飛行機工業株式会社] - 金属/食塩電池を使用したeVANと電動マイクロバス、非接触給電システム。
*[http://www.austinev.org/evalbum/index.html World EV Album]
*[http://www.evs22.org/jpn/ EVS22] - EV・HEV・FCHVの国際シンポジウム-第22回はやまとで開催
*[http://www.buckeyebullet.com/ Buckeye Bullet (BB1)] - 世界最速の電気自動車314.958 mph(506.9km/h)
*[http://www.venturifetish.fr/fetish.html VENTURI FETISH] - モナコの高級スポーツカー
*[http://www.honda.co.jp/news/1997/4970919-evplus.html 本田EV-PLUSプレスインフォメーション]
*[http://www.creign.co.jp/ でんりき車]- 鎌倉にある電気自動車をレンタルできるお店。
*[http://en.wikipedia.org/wiki/Category:Electric_vehicles Electric vehicles] - 英語版ウィキペディアカテゴリー
*[http://en.wikipedia.org/wiki/Category:Former_production_electric_vehicles Former production electric vehicles] - 英語版ウィキペディアカテゴリー
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